二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜血に染まった十字架〜コメ下さい! ( No.42 )
日時: 2011/01/29 11:46
名前: MiNi (ID: AHLqKRWO)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

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9話 炎のストライカー



80年前に来た私。

私が生きてる今と違い、懐かしさを感じる町だった。


「ここに、円堂 守がいるんだな。」


河川敷を歩いてると、バンダナを付けた少年が、子供達とサッカーをしていた。

サッカーをやってる姿に、父親と重なる。

私も子供達の様に、あんな笑顔で父親とサッカーをしていたのかな?


円堂の姿を見つめてると、インカムからバウゼン教官の声が聞こえた。


「円堂 守は見つけたようだな。」

「はい。そろそろ“炎のストライカー”が現れます。どうしますか?」

「ヒビキ提督から、そのままにしておけと命令だ。誰かに邪魔をされないように、監視しておけ。」

「了解。」


通信を切り、円堂を監視する。

すると、子供が蹴ったボールが不良の1人に当たってしまったのだ。

ボールを返して欲しいと円堂は不良達に頭を下げるものの、不良達は本当のサッカーを見せてやる、とボールを蹴った。

そのボールは女の子に向かっていた。


「危ない!」


円堂が叫ぶと、1人の少年が足に炎を纏いながらボールを蹴り返したのだ。


「あれが、炎のストライカー。」


そう呟くと、少年は不良達を睨み、不良達は逃げてしまった。

炎のストライカー“豪炎寺 修也”。

豪炎寺と円堂の出会いで、雷門サッカー部は変わるのだ。


さっそくインカムでバウゼン教官に連絡を取る。


「誰にも邪魔をされなく、2人は無事出会えました。」

「そうか。それでは次の作戦を実行する。」

「はっ!」


そう言い、私は未来へと一旦戻った。


そして遠くには、未来からやってきたような少年がそれを見ていた。

派手な服に赤いバンダナが目印の少年“円堂 カノン”。

彼は円堂 守のひい孫だ。


「あいつ、王牙学園の制服を着ていた。キラード博士に伝えないと!」


そう言い、彼も一瞬にして消えた。


王牙学園の計画が進んでいる事に、円堂達は知らないのだ。



9話終わり