二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ・王牙】〜血に染まった十字架〜コメ下さい! ( No.45 )
日時: 2011/02/26 15:46
名前: MiNi ◆L/NsWzLsGs (ID: AHLqKRWO)

王牙♪王牙♪



12話 間違いない 〜ミストレside〜



一人、生徒専用のモニター室で俺はルビーをモニター越しで見ていた。


「そうなのか・・・・・。」


何か聞こえたが雑音で聞き取れなかった。


「たくっ、聞こえなかったじゃねーか。もっと大きな声で話せよ。」


小さな声で呟きルビーに文句を言う俺。まぁ、声が小さいのは本当の事だしな。

モニターを見続けると、ルビーは悲しげな顔で雷門中から姿を消した。

きっと王牙学園に帰って来たんだ。

モニター室を後にし、急ぎ足でルビーがよく出入りする立ち入り禁止の部屋の前で待つ。


「どうしてこんな事してんだ、俺・・・。」


別にルビーなんかどうたっていい。

ただ俺達はチーム・オーガとして活動してるだけ。

部屋の中から軍靴の音が小さく聞こえた。そして誰かがドアを開ける。それはルビーだった。


「ミストレ?」


不思議そうにルビーが言う。だがいつも通りの冷静な顔だった。


「いやさ、練習しようと思って誘おうと・・・。ほら、ルビーバタップより強いし、俺の練習相手になるかなって・・・。」


怪しげな顔でルビーは俺を睨むが、数秒すると微笑んだ。あの、“血のルビー”が天使のように笑う。

きっと今俺の顔は赤い。絶対そうだな。


「私を練習に誘うなんて、いい度胸だな。それじゃあ、練習しよう。」


早足で練習場へ向かうルビーを俺は呆然としていた。

そして一瞬頭の中で思った。


「俺、あいつに惚れてんのか?」


きっと間違いないはずだ___



12話終わり