二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 雪のように、儚い夢を(短編集) ( No.1 )
日時: 2011/01/05 17:37
名前: てと (ID: slitpE5G)

No.01 「もう一度」※REBORN 未来編後、主人公はユニの親友


「許さない、置いて逝くなんて」
「ごめんねもいらない」
「戻ってきてよ」

ただ、悲しみが深くて涙すら出なかった。

「いやだよ、許さないんだから」

流れ落ちていく雨が、自分の代わりに泣いているような気がした。
まさか、彼女が死ぬなんて。

思っても見なかった結末に、ただ泣く事しか出来なかった。
生きるのすら、諦めようと思った。

認メタクナイ

親友が、死んだなんて。生きてる、きっと生きてるんだと言い聞かせて。
全部全部、無駄だと知っていながら。

それでも、生きてると、言い聞かせ、信じて、それで。

結局、死んでると認めてしまって。

「やだよぉっ…」

お願い、もう一度、私の隣で、

「笑って……よ、ユニぃっ…」


もう一度
 (笑ってください、私の隣で)