PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼-報われなくても愛してる- ( No.4 )
- 日時: 2011/01/05 15:00
- 名前: 砒素 ◆q3OJ/GHggw (ID: OeXJRIuY)
えっと、今は夜……。私はお風呂、どうすればよいのだろう。男の人に聞くのもなぁ……。
「あぁ、千鶴ちゃん。一緒に風呂、行こ?」
あっ、鏡花さんだ……。私、男って思われてるんだよね? 鏡花さんになら言いやすい気がするし……。
思い切って言っちゃおうかな……。何て思ってる間にも、足はどんどん進む。
「大丈夫、こんな時間に風呂に行くのは幹部だけだから」
とにこにこしながら私の手を引く。このままじゃ本当に男風呂で……! と思った矢先……。
たどり着いたのは男湯を通り過ぎて女湯の所。ちょうど土方さんらもやってきた。
「おい、千鶴はこっちだろ? そんなに鏡花姉の裸が見たいのかー?」
と、平助君に茶化される。当の鏡花さんは隣でクスクス笑ってた。……きっと、平助君の事を。
「平助、それに皆。気づいたかもしれないけど、千鶴は女だよ」
クスクスと口元を押さえながら笑う。そして、視線は私に向けられる。
「最初から“千鶴ちゃん”って呼んでたんだけどな……。もしかして、相当鈍感?」
あっ、そう言えば……。初日から確かに“千鶴ちゃん”って呼ばれてた……。しかも、気づかないって……。
沖田さんや原田さんたちが大声で笑う。しかも、沖田さんは「ちょっ、鈍すぎ……!!」って涙を流して大笑いして……。
斎藤さんですら口元を押さえて笑っている。なんか、物凄く恥ずかしい。でも、ちょっと仲良くなれたかな……?
PR