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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: めだかボックスvs異様なBlack Box ( No.41 )
- 日時: 2011/02/27 15:32
- 名前: 図書室の紅い死神 (ID: 9YJBGiMA)
「役者は全てそろったようだな、これからこのカオスのかけらを繋ぎ止めるとしようか」
高い塔の最上階、植物に囲まれた中でかかとまである長い金髪の少女が、床に並べた5冊の本を眺めながら呟いた。
「いや、別にカオスのままでいいと思うけど? 私としては——……」
「私は暇なのだよ、異土鏡。 一瞬で終わってしまう退屈しのぎではなく、綿塩満足させてくれる話を持ってきたのだろうな?」
「うん、それはもちろん。 巨大な謎を……何人かの探偵さんに解いてもらってるよ。 ヴィクトリカちゃん。 私の依頼したのは君のほかに、3人。 中にはあの世に行って頼んできたし。 で、その三人は、ヴィクトリカちゃんと、脳噛ネウロって人と、L=ローライトって人と、夜神月って人。 皆、私の見立てでは全てのピースを探すことは無理じゃないかな? よくて——……6/10見つけられれば人間としては上出来だよ」
異土が、らせん状の階段の影に座り、少女と対話する。
「いや、私が全てを解く」
「無理だと思うよ〜……10のピースのうち、3つはすごく難しいし、そのピースは複写が聞かなくてたった1個づつしかこの世界に存在しない。 共有不可能。 となれば君、君がずば抜けて頭がよくないと無理な話さ。 最も、私の思考を読めるのなら話は別だけどね」
「そうか、分かった。 君の謎解きパーティーに参加してやろう」
ヴィクトリカは、懐から取り出したパイプを加え、楽しそうに微笑んだ。
それとほぼ同時刻。
「では皆さん! 記念すべき生徒会執行部集会第一回目を始めましう!」
異土がホワイトボードの前で明るく自らの理想を語り始めたところだった。 もちろん、彼女の能力など未知数。
全員が、警戒してこの日の集会は気まずいものとなった。
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