二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピース 天まで… ( No.17 )
- 日時: 2011/03/24 09:04
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
Aerithさん、コメありがとうございます!
まあ、竜石は↓で…
ティルアが可愛く映ってくれてよかったです♪
小説は、今度行きますね♪
〜第12話 信じ続けた勇者 恨んだ戦士〜
「昔…西の海に、竜石って言う、“永遠石”を信じ続けた勇者が居たんだって。」
「永遠石…?」
「永遠石は、今もある、特効薬として見つかっている沢山の石。それより効き目があって、一つしかない石。それが竜石よ。」
「はは〜ん。不思議石か。」
ティルアはルフィの考えの薄さに少し言葉が出て来なかったが、また話し始めた。
「竜石はね、北の海の島にあったんだって。
でも、そこに居た“守り神”に負けた。
その時竜石は壊れ、世界中に散らばった。
勇者は無念と後悔を残したまま死んだらしいの。
そして、その勇者の子孫が私達なの。」
「じゃあ、昨日の奴等も…」
「……勇者の血筋は、かなりあるの。子供が沢山いたらしくて。その中でも、手の平にあるのが、血筋の濃い者…」
ティルアは、手の平の竜のマークを見た。
黒い竜の眼差しは、真っ直ぐティルアを見ているかのようだった。
「そして、この竜のマークを持って生まれた者は、竜石を探さなければいけない…それが使命なの。」
話し終えた所で、ルフィが、じっとティルアの顔を見た。
「な…何よ。」
「ん〜。どっかで会った事あるな。」
ふと気づいたかのように顔を上げると、ティルアも考え始めた。
「…確かに、懐かしい気が…」
その時。船の反対側から、敵船が近づいて来るのが分かった。
「…何か来る…」
「敵か?」
ティルアが呟くと、直後、途端に霧が発生した。
忽ち船を包み込み、辺りの視界が消えた。
「うわ!何だ!?」
ティルアは突風を起こすと、霧だけを払った。
視界が戻った時に見たのは、海軍の旗だった。
「海軍だ…!」
海軍の兵士達は、一斉に銃を向ける。
すると、その兵士達を割り、二人出て来た。
一人は海軍大尉。もう一人は、綺麗なドレスを着た、“レイシア”の王女だった。
「手荒い真似をするわけではありません。ただ、一つお聞きしたい事があるのです。」
王女は、また一歩前に出た。
「リアナ・フューティアをご存知ですか?」
「レイシアの次期王女ね…」
しかし、次期王女であるはずのティルアの名前とは一致しなかった。
「そいつがどうした?」
「探しているのです。知りませんか?」
「…いいや。」
「そうですか…」
ティルアは、霧がかかっている時、海軍の船が来た所とは、反対側に居て、見えていなかった。
自分でも分かったが、体が震えているのが分かった。
声が流れてきたのだ。
=貴方の存在はもう明らかよ。
王女なら…守る物は分かるでしょう?=
あの王女は、何かの能力者だった。
はっきりと、その声が鳴り響く。
“守る物”
「私は……」