二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピース 天まで… ( No.23 )
- 日時: 2011/03/24 09:17
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
- 参照: 卒業しました!!(^o^)/&修正完了(3/24)
色々な所を大幅に修正してます。
本文はいじってませんが、題名やトップの所を間違えたり、お騒がせしました!
初めてなので、大目に見てください!!すいません!!
〜第18話 “別に”〜
何時の間にか、ヒリアが叫んでから、青い光は遠ざかっていった。
また無重力の世界に戻るかと思ったら、今度は、違う色が入り混じり、急速に時間が流れていった。
声が、色んな人の声が聞こえた。
全てに耳を塞ぐ。
優しい声もあれば、罵声もあったが、全てを聞いてしまうと、もう普通の自分で居られないような気がした。
優しいのに、拒絶した声。
怒り狂うのを、後ろに聞いた声。
声は、一瞬で消えた。
それと共に、意識も遠のいていった。
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遠のいた意識が返って来たのは、爆音と、体中の痛みからだった。
重い瞼を開けると、誰かが戦っているようだった。
起き上がろうとするも、力がどんどん抜けていく。
海楼石の手錠が付いていたのだ。
「これ…!」
「ティルア!!早く逃げろ!!」
チョッパーの声がした。
ヒリアと戦っていたようだったが、当の本人には傷一つ無い。
「どう?過去は。私を恨んだでしょうね…」
ヒリアは、剣をティルアに向けた。
ティルアは、妖しく微笑を浮かべた。
「別に。」
ヒリアは、ティルアに剣を手に突き刺す。
そして、ヒリアはチョッパーを見た。
「“あんな化け物”、さっさと倒した方がいいわね。」
「……今…何て言った?」
ティルアは、荒く息を吐いた。
ヒリアは、ニヤリと笑う。
「あんな化け物は、この世に居なければいいと言ったのよ。」
ティルアは、海楼石の付いた手を、振り回す。
剣は地面から抜け、ティルアはその剣を構えた。
「私の“恩人”に、何言ってんのよ!」
チョッパーは、顔を上げた。
ヒリアは、もう一つ剣を出した。
「恩人?…お前に?」
「ええ!命を救って、こんな私を仲間と認めてくれた恩人よ!!」
「ティルア…」
ヒリアは、ふっと笑い、海楼石の、手錠の鎖を切った。
「いいわ。今のお前が、私にどれだけ傷をつけられるか勝負よ。」
「傷…?」
「私は幻想人間。あんたが私に勝つなんてあり得ないでしょう?」
「正々堂々とはやりたく無いらしいわね…」
ティルアは、そういったい瞬間に動いていた。
過去の為に、仲間と認めてもらう為に…