二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピース 天まで… ( No.41 )
日時: 2011/05/01 13:26
名前: リリア♪♯ (ID: CA3ig4y.)
参照: 早く来い来い夏休み♪←

〜第5話 観音様〜

空中で覚醒した後、優雅に豚の前に降り立った。
制服が似合う、普通の大きさになって。

大鎌を背負うと、妖艶なその姿に似合う。
天使のお面を被った悪魔。

「=久しい。まさかお前が悪魔の実を食べたとはな。=」

ティルアは、そう言ってる内に背後に回り込んでいた。

そして、「悪魔の実」辺りで最初の攻撃をしていた。

大鎌は、背中に二本の大きな傷を付け、鎌を濡らした。

「貴様ッ!!」

「=ただひれ伏させるだけの物か。お前の悪魔の実は。=」


悪魔の実は…こう使うのだ!!=」


ティルアが“豚”の頭に鎌を置いた。
すると、“豚”に纏っていた光が消え、ティルアに移って行く。

「お前…!!我に何を…!!」

「=何。能力を入れ替えただけ。=」

ティルアは、能力を全て解析した。
光はどんどん大きくなる。

「=今のお前はロギア系カゼカゼの実の能力者。

 これは…カミカミの実・モデル観音。=」

神々しいのは、もはやティルアだった。
そして、一時的に神となったティルアは、技を繰り出す。

「=こんな事も分からず、悪魔の実と言えようか。=」

ティルアは“豚”を睨むと、猫に威嚇された鼠のように小さくなり、




気絶した。


ティルアは技を解くと、自分に能力を戻した。

「ティルア!凄かったな!!」

ルフィが興奮気味に帰ってくる。
もう海は海に、海岸は海岸に戻っていた。

「うん…ちょっと疲れたけど…」

ティルアはそう言って、船に向かって歩き始める。
海風が、赤い頬を撫でる。

ティルアは、足を止める。

「今、私の事、どう思った?」

「別に〜?どうした?」

「ううん。何でもない。」

夕日が、明るく照らしていた。