二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.2 )
- 日時: 2011/01/18 21:53
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
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1月23日
ここは、東京にある東京国技体育館
ここで、卓球新人全国大会団体戦決勝が行われている
自己紹介が遅れた
俺は石田竜雅。一応愛咲学院附属高校エースだ
そして、エースらしく、団体戦2−2の勝敗でセットカウント2−2の点数10−10
要するに、重要な場面だってことだ
そして、俺等の相手は最強、新人大会8連覇中の中央大学附属高校——
愛咲学院は未だ一回も優勝したことがない
愛咲学院の初優勝か、中央大学附属の9連覇か、どちらの結果にしろ重要な記録になる
俺の試合しているこのゲームの展開は、俺の伝家の宝刀の王子サーブが今の所28本中18本サービスエースが決まっている
どうも大会新記録らしい
だけど——
「……いてぇ」
この大会で出た試合全ての王子サーブを300本以上使ったらしい
王子サーブはしゃがみこみサーブの強化版
しゃがみこみサーブは回転量が多い分、手と腰と足の負担が大きい
そして、王子サーブはそれ以上だ
正直言って、もう足も手も腰も動かない
「先輩! もうやめてください! 」
「そんなことしていたら、本当に卓球が出来なくなるんですよ! 」
俺の後ろで叫んでいるのは、俺の後輩たちだ
……うるせぇよ、俺だってわかってるよそんなことは
だけど
ここで優勝できなかったら、次の最後の大会も優勝できねぇんだよ
「もう無理すんな石田ぁ!! 」
今度は、同級生、俺のために必死になって手助けしてくれた
だからぁ……
「ここで優勝出来なかったら、二度と優勝できないんだよ!! 」
俺は最後の力を振り絞り、王子サーブを使用した
「……」
夢か……
俺は近くにあった全国大会優勝トロフィーを見る
そう、俺たちは優勝することが出来た——
その代わり
この1年間、卓球が出来なくなる体になった
「腕と、肩負傷……」
だけど、不思議と悔しい気持ちにはならなかった
さて、遅刻するからそろそろ行く準備するか
俺は、東京に有名な病院へ行くために愛咲学院を転向して、桜ヶ丘高校に転入した
つい最近共学になった、東京ではそこそこ有名な学校らしい
俺も、『女子』しかいないぶん、楽でいいや
『石田竜雅』
遠く離れた土地で、1年間過ごす
どんなことになるかだれもまだ、分かることはない
NEXT……