二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ【完璧なんて知らない】オリキャラ募集中 ( No.105 )
日時: 2011/01/23 19:27
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/list/hinaxa/

*助けるから*3人SIDE




「ぅ・・・あぁ・・・」

ユネの苦しそうな声が救護室に響き渡っている。

聴いてる方が苦しくなるかのような声が・・・。

「ユネ・・・おい!!」

「・・・完璧にならなきゃ・・・俺は・・・俺は・・・嫌われるんだ・・・!!」

息切れが激しすぎた。

途切れかけている声が漂った。

「違う!!完璧なんかにならなくても、みんなユネの事を嫌いになんかならない!!」

ミストレが必死に言った。

「俺・・・お前を助けたい!!何かお前のためになる事・・・するからさ!!だから、完璧なんて求めるな!!」

エスカバもミストレに続く。

本当は、完璧なんて言葉は、この世の者すべてが求めている言葉なんだ。

「ユネ・・・ユネ!!」

冷静であるバダップまでもユネの名を叫んだ。

この場に居て焦らぬ者が居るのか??

「・・・はぁ・・・っ」

ユネの荒々しかった息切れは瞬く間に途切れた。

「俺は・・・完璧じゃなくても・・・いいのか??」

汗だくな頭や顔を両手で包んでいた手が、優しく横へ流れていった。

ユネの表情がそのままだった。

「あ・・・あぁ!!もちろん!!」

エスカバが安心した笑みを浮かべ、ユネに囁いた。

「オレ達は、ユネの味方だからさ♪」

「俺もだ。お前が苦しんでいる姿は見たくない」

今までに聞いたことの無い言葉に、ユネの表情がいっぺんした。

「!!お前等・・・」

ユネが落ち着いた表情で次の言葉に続けた。

「ぁ・・・ありがとぅ・・・」

ユネが呟いた。

汗だくだった顔は、さっきまでの出来事を忘れさせるかのような顔だった。

「ありがとうが聞こえねぇよ!!バカユネッ」

「なっ・・・!!バカって言うなエスバカ!!」

いつものユネに戻った事が、3人にとってはどんな事よりも嬉しく感じた。






*続く*

瑠希亜は・・・この世に必要か??
最近思う・・・。