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＊ユネに会いたい＊漣・聖太SIDE




「漣。由子に会いに行こう」

空海堂聖太。

中2の男子生徒。

いつものように、幼馴染である、

朽杢漣と行動していた。

「いつもいつも飽きないな、お前は。由子には会えない。お前もわかってるだろ」

「そんなんわかってるよ俺だって!!けど・・・俺、由子に嘘ついてるの辛いんだよ!!」

「俺も同じだ!!」

怒鳴り声で漣が聖太に言う。

この2人は、事故死した事になっているはずだ。

だが、実は生きている。

その事を、2人の大切な人である由子に隠している。

「はぁ・・・由子・・・今・・・何してんのかなぁ・・・」

聖太が言う。

漣も同じように思っているに違いない。

「由子は・・・きっと、サッカーしてるだろ」

「・・・そうだな!!」

「あぁ!!」

3人で居る事が当たり前だった2人にとって、由子が居ないのは心細かった。








＊続く＊