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＊いい加減にしろ・・・＊ユネSIDE




着替えが終わると、ヒビキ提督は清清しい笑顔で言った。

「髪の毛・・・ほどけ」

こんのぉぉぉぉぉっ！

命令すんなっつぅのっ！

「はいはいーわかりやしたよぉ」

泣けてくる。

こんな学園で一生を過ごせってか??

無理。

絶対無理。

言い切るからな!!

「んっ」

髪をほどいて軍服着て、まさに男だな、俺・・・。

今日から男デビューっすか。

女生活さようなら・・・ってかんじで。

「よし。それでいい。明日からユネはバダップと同じクラスだ。いいな??」

「へいへーい・・・」

バダップもミストレもエスカバもクラスがそれぞれ違うらしい。
（小説を買ってください）

バダップと同じ・・・か。

それって何か意味とかあるのか??

まぁいいや。

「それと。家は3人の両親を説得させて泊めてもらえ。いいな??」

・・・??

え・・・??

ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

絶対嫌だッ!!

「ちょっと!!寮とか無いんすか!?えぇ!?おかしいっすよこの学園!!」

「寮など無い。それにこの学園は可笑しくはない!!」

おいおい・・・冗談はやめてくれよ・・・。

「男と一緒に居るなんてぇぇぇぇ!!うっわぁ・・・死んだかも」

「勝手に死んでおけ」

・・・。

もういい。相手にしねえ。

野宿だ野宿。

「じゃぁ・・・」

俺が背を向けて自動ドアを抜けようとした時。

「俺の前から姿を消す時は、失礼しますと言え」

最初から最後まで命令だなぁ、オイ。

「失礼します」

最後にイライラマークをつけて退散。

にしてもよぉ・・・随分と広い学園じゃねえか。

無駄に金かけてんな。

「ぁ、由子!!」

エスカバが俺を見つけて声をあげた。

「どうだったの??・・・って軍服!?なんでぇ!?」

続いてミストレ。

まぁ・・・そりゃぁ驚くよな。

女が軍服って。

「見ての通り。男としてこの学園で過ごせと言われたからだ」

「え・・・えぇぇぇぇぇっ!!?」

驚くミストレ。

「はぁぁ!?マジかよ!!」

バダップだけは冷静に

「本当か??」

と聞いてきた。

「あぁ。本当。で、名前ユネ・スクアーロになったらしい」

「スクアーロ!?なんでまたぁ」

「知らん。適当に名前つけたらしい」

「は・・・はぁ。そうですか」

改めて言うけどさ・・・。

この学園・・・何??

「・・・で、泊まるトコがねえからお前等3人の家に泊めてもらえ・・・だとさ」

「「「はぁぁぁっ!?」」」

バダップまでびっくりしてるーｗ

まぁ・・・そりゃぁ驚くよなぁ。

「お・・・俺は無理!!」

「オレも無理!!」

「オレも同じく」

—シーン・・・—

受け入れろよっ!!

こいつ等失礼だなっ!!

「あーいいですよ別に!!野宿しますからぁ!!」

絶対ごめんだなっ!!





＊続く＊