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＊ひ・・・広い!!＊ユネSIDE





「此処、俺ンち」

「ん・・・って・・・えぇぇぇぇえぇぇえええっぇ!!?」

何・・・この城。

「どうした??」

「ぁ・・・いぇ・・・」

も・・・もしかして・・・

いや・・・もしかしなくても王牙学園って・・・

金持ち学園!!

知らなかった!!

俺が口あんぐりさせてると、エスカバが中に入って行ってしまった。

「早く来いよ」

こんな豪邸の中は入れるかぁぁぁぁぁっ!!

近づけねえし!!?

「お帰りなさいませ」

ぬぉっまさかの召使!!

待て待て待て待て!!

「お客様でございますか??」

「あぁ、あいつ俺の友達。今日事情があって俺ンち泊める」

「かしこまりました」

あらぁぁぁぁぁぁぁ。

お坊ちゃまでしたのね。

エスカバ様・・・。←

「あいつの名前はユネ。ユネ・スクアーロだ」

エスカバが言うと、召使さんたちは

「ユネ様♪どうぞこちらへ」

って・・・。

なるほど。

持て成しか。

物壊したりしたらそこで気絶しよう。

そう決めた俺は、エスカバの部屋に呼ばれた。

ぉぃぉぃ・・・部屋って・・・此処、広すぎじゃねぇ!?

「ごゆっくりとどうぞ!!」

「は・・・はぁ」

なんも言えねえし!!

今までのご無礼、どうかお許しくださいエスカバ様っ!!

「ぁー疲れたー!!あ、そうだユネ。お前明日からちゃんとガッコ行けンのか??」

「は・・・い・・・??」

やべ・・・物壊したら死んじゃうっていう一身で固まって動けない!!

「お前・・・何固まってンの??」

「いえ・・・お気になさらずに・・・」

顔、絶対ひきつってる!!

「ん??こっち来いよ」

—グイッ—

「ぬぉ!?」

やべ!!変な声出しちゃった!!

「なんでそんなに固まってんだよｗ俺がほぐしてやろうか??」

待て。

ちょっと待て。

なんだこの体勢。

「ほぐすって・・・エスカバさん・・・貴方の家が広すぎて物壊すといけないと思いまして動けないのでござりましゅ」

「!!」

あ、やべ!!

噛んだ!!

「ブッ・・・はははははははっ!!!!!」

なぬ・・・??

爆笑??

「おま・・・そんな事気にして・・・はははははっ!!」

「な・・・何・・・??」

「別にそんな事どうでもいいぜっ!!壊されても気にしねえからｗ」

そんな言葉、金持ちじゃなきゃ言えないな。

ぅん。

・・・ちょっと待てよ・・・??

もしかして。

「ミストレとバダップの家も・・・広いのか??」

「広い??うーん・・・別に普通じゃね??俺ンちと一緒ぐらい・・・??」

ぁ、どうも^^

金持ち発言。

「へ・・・へぇぇ・・・」

今すぐ死にたい。

金持ちになんて事をしてしまったんだ、俺は。

「まぁ、気ぃ抜いていいからな??」

抜けないだろ・・・!!ｗ





＊続く＊