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＊ありがとう＊ミストレSIDE




「チッ・・・ユネの奴」

ユネがむかついていたオレは、キャラ崩壊寸前までに達していた。

だから、愚痴ったんだ・・・。

「調子にのんなっつーのっ」

競技場で1人でサッカーボールを蹴っていた。

ゴールネットではなく、壁に向かって。

ボールは思い切り回転し、壁に激突した。


ユネSIDE

暇だったから、学園を一周していた。

軍服を着たままだったから、それなりの重みをかんじた。

「ん・・・??」

ミストレをみつけた。

球戯場らしき場所で1人でサッカーボールを蹴る、彼の姿が。

「ミストレ・・・??」

「!!!」

思わず声が出た。

まずい・・・。

気まずい!!

「ユネッ」

沈黙。

やべぇ・・・何か話さなきゃ・・・。

「1人で練習か??」

「別に練習なんかしてないさ。ユネは??」

「学園探検」

四字熟語系だな。

「・・・プッ」

ぇ??

まさかの笑い??

「学園探検って・・・子供・・・っ」

「なっ・・・!!」

ミストレが笑ってる!!

悔しいけど、嬉しい。

「良かった!!ミストレが笑った・・・!!」

「・・・!!?」

嫌われたから・・・ミストレとはもう会話も出来ないと思い込んでいたから、嬉しいって言葉しかでない。

「なんだよっオレが笑ったら可笑しいか??」

「違うっ!ミストレに嫌われたと思ってたからさ・・・」

「別に・・・嫌ってはないけど」

「なんか・・・ごめんな??」

許してくれるかわかんねえけど、一応。

「・・・オレ、もう1番じゃないから・・・」

「・・・俺さ、所詮は女じゃんか。ミストレはミストレでカッコイイと思うぜ??別に1番じゃなくていいじゃないかっ!!俺は、ミストレの事をカッコイイと思ってる!!」

思うがままに言ってみた。

ミストレの反応は、さすがナルシストってかんじだった。

「そ・・・そうだよねっ!!オレカッコイイしっ」

開き直りってやつ。

まぁ、いっか。

仲直りできてよかった。

「ぁ・・・ありがとう・・・ユネ」

顔赤いっすねえ。

礼を言うのが恥ずかしいか??

可愛い・・・

おっと。

言ったら逆切れだな。

「別に」

ニッと笑った。

「これからも、よろしくなっ」

改めて握手。

これで、いいんだよな??




＊続く＊
つんでれ・・・ｗ
ナルシストいいねえｗ