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＊過去は・・・＊ユネSIDE




ミストレと再び元の仲??に戻った俺は、気分が晴れた。

でも、1つ気になる事があった。

由夏と優。

2人は、大丈夫なのだろうか・・・。

不安すぎて訓練に集中出来ない。

訓練とは、王牙学園の特殊部隊の事。

鍛え上げられた男子生徒の事。

って・・・俺は女子だけど、男子として此処に居るから、仕方なくやっている。

ヒビキ提督から言われたからな。

「ユネ!!あぶねえっ!!」

「ふぇ??」

—ゴッ—

鈍い音と共にその場に倒れた。

顔面に丸い物が激突した。

サッカーボール・・・??

嗚呼・・・でも意識が・・・。

「ユネ!!おいっ!!」

—救護室—（保健室みたいなとこっすby作者）

「ん・・・??」

此処は??

天井しか視界にない。

首を軽くひねり、周りをみた。

ベッドの上に寝ている・・・。

って事は、此処救護室・・・??

「おぉ、起きたか」

「エスカバ!!オレ・・・なんで此処に??」

「バカかお前!!俺が蹴ったボールがお前の顔面に当たったから、俺が連れてきてやったんだよ!!」

あ・・・そういえばさっき・・・。

「ったく・・・。お前がボーッとしてるせいで俺が付き添いかよっ!!」

怒ってますね、完璧。

「ご・・・ごめん」

「・・・はぁ・・・気をつけろよな」

「はい。」

なんだこの会話。

謝罪だろ、完璧。

「でさぁ・・・なんでボーッとしてたん??お前らしくねぇな」

「あ・・・」

由夏と優の事を考えてたから気絶しました。

なんて言ったら心配されちまうな・・・。

「別に・・・何も」

「嘘だろ」

即答された。

嘘だろって・・・

まぁ確かに嘘です。

「何かあったんだろ??言ってみろよ」

こうゆうのを話すのって・・・エスカバでいいのか??

反応が鈍そうなんだが・・・。

まぁいいや。

「この前話した兄弟の事考えてた。そしたら・・・」

「ぶつかっちまったンだな」

「あぁ・・・」

2人しか居ないから沈黙の時間が多い!!

俺、無理だから!!

沈黙とか!!

「過去に居る兄弟か。そんなに過去に帰りたいか??」

・・・。

そう言われると困る。

せっかくミストレやエスカバと馴染んできたのに・・・

でも、2人のことはほうっておけない。

「・・・今は・・・今はわからない」

「・・・そうか。何かあったら、俺に言えよ??」

「・・・あぁ・・・ありがとう」

「義理の兄弟って・・・この前言ってたよな??なんだよ義理って」

義理・・・。

それは、“本当”では無い事。

「それは・・・」

思い出したく無い・・・。

けど、せっかくエスカバが此処に居るんだ!!

此処は勇気を出して・・・。

「俺の親さ、完璧な子じゃなきゃ受け入れてくれないんだ」

「・・・!?」





＊続く＊