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＊完璧＊バダップSIDE




ユネが訓練中に倒れた。

いや・・・気絶した。

だから俺はユネが寝ている救護室へ向かっていた。

ドアを開けようとして、手を伸ばした。

・・・が、中から声が聞こえた。

エスカバとユネの声。

何を話しているんだ??

しばらく聞いていた。

『俺の親さ、完璧な子じゃなきゃ受け入れてくれないんだ』

「・・・!!」

ユネの言葉に頭の中を何かが走った。

俺の記憶が・・・。

『あぁ。完璧。何もかも完璧じゃなきゃいけないんだ』

何もかも・・・。

それは、今の俺に必要な言葉だった。

ユネは完璧じゃないのか??

俺と同じで・・・

完璧を演じているだけなのか??

いや・・・違う。

ユネは、完璧じゃない。

俺は王牙学園では常に1番だった。

まさに、“完璧”。

でも・・・ユネにとっては・・・

“完璧”という言葉は・・・





＊続く＊