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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.15 )
- 日時: 2011/03/21 20:21
- 名前: 勾菜 (ID: yMr7nvgj)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode
〜麗菜〜
あぁ、こんなに笑ったのは何年ぶりだろう。
思い出した、私達が母を亡くしてからだ。
それから、一度も心から笑った記憶がない。
ふと、緤菜の方を見てみると彼女は、物の怪と話をしていた。
声をかけようかと思った時、昌浩の声に遮られた。
「ついたよ、ここが安倍邸。」
そう言われて屋敷を見る。
安倍一族の地位にしては、広い敷地。
すると、金色の髪の女性が出てきた。
「昌浩様、お戻りになられましたか、そちらの方は…?」
私達に向ける瞳は冬の空よりすんだ淡い青色の瞳。
黒髪の女性に、促されて屋敷の中に入った私達。
ついに、安倍晴明に会える。
私の胸は気持ちが高まった。
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