二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.61 )
日時: 2011/04/06 05:51
名前: 翡翠 (ID: UcF0Dnla)

〜紅蓮〜

俺は緤菜の母親だと言うその姿をただ見ていた。
神々しいその姿は穢れなど微塵も感じさせなかった。

「あれが…緤菜の…」

それだけ言って俺は黙り込む。
そして、己に問いかけた。

…今、この状況で俺が成すべき事は何だ?

答えは簡単だった。
緤菜を牛鬼の手から救い出せば良い。

青龍が姉の方を救い出すんだから俺がすべきことも一つだ。

『神将、紅き神将よ』

そう考えが及んだとき、神気とともに響く声が聞こえ俺はその声の方へ振り返った。

「貴方は…」

振り返った先に居たのはかの龍神を思い起こさせる神気を持った、王龍だった。

『我は王龍なり。我をこの妖気の結界から解き放てさすれば、牛鬼を倒す手助けになろうぞ』

一瞬返事に迷ったが、王龍の神気が緤菜の母親を取り巻くものと同じだと感じた俺は、一言、言った。

「…その言葉忘れるなよ?」

言い終わると同時に俺は地獄の業火を妖気の結界に向けて放った。






*      *       *

勾菜へ

短い&意味不明な文でごめん。
眠気に負けた…。
続きは任せるね;