二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.76 )
日時: 2011/04/16 22:05
名前: 勾菜 (ID: Ij88/0W6)

〜麗菜〜

あれから、数刻。

瑠璃の玉飾りが熱くなる。
「わっ」

懐からそれを取り出す。
すると、瑠璃色の光がある方向を指す。
「緤菜…?」

予感がした。
だから、その光の導く方向に行く。

たどり着いたところは、安倍邸の池。
今日は満月。

池には満月が映っている。
瑠璃の光はそこを指していた。

「池……満月……もしかして…」

瑠璃の玉飾りを右手にはめ、池の水面、満月の部分に触れる。
触れた瞬間、そこから満月と瑠璃の輝きでそこを包み込む。

光が落ち着き、目を開く。
そこに立っていたのは大切な妹と騰陀。

「あ——……緤菜」
二人は目を見開いてお互いを見つめあった。

*       *        *

二人の持つ神具。
瑠璃の玉飾りと瑠璃の手鏡。

緋月家に伝わる言い伝え。
母が私たちに語った話。

私たちの持つ瑠璃は王龍様が与えてくださったもの。

二人の思いの力がどんなことでも可能にする力を込められたもの。

それが、空間と異空間をつないだ。
まさに奇跡。

*翡翠*
今日の更新率すごいねww
一日3回w御飯と同じ。
勝手に話進めちゃった…
ごめん;;