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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.9 )
- 日時: 2011/03/19 21:41
- 名前: 勾菜 (ID: R3roQ1XX)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode
〜麗菜〜
私達の目的を教えろって。
そんなホイホイ教えられるわけがない。
そんなことも分からないのだろうか、安倍の者は。
だって、緤菜と私の大切な約束であり、死んだ母様との約束でもあるから。
何気なく隣を見ると、こちらを向いていた緤菜と目があった。
…これは、私に任せるということだろうか。
だとしても、私が言うことは決まっている。
私は小さくため息を漏らした後にこう言った。
『まだ教えることはできない。』
その言葉に続くように、緤菜が同意を示す。
この一言を聞くなり、十二神将たちはより警戒しはじめた。
まあ、当り前なのだろうけど…
私が言ったあの一言の後には本当はこう続けたかった。
【私達の目的を教えるには、まだ時が来ていないから。もう少しだけ、待って…】と。
翡翠へ…了解。でも、緤菜サイドは、よろしくね。
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