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第二章（一章続きから）

〈ッッ！お、前……今度は、何をする気だ……？〉
その言葉を聞くと少年の獣の表情は一瞬で消え、次にはいつもの明るい表情に戻った。
「やだなぁ、何もしないよ？ちょっと、臨也さんを手伝うだけだから♪」
〈それが駄目なんだ！あんな奴と関わると留依、お前は駄目になる！〉
セルティがそう言う（ＰＤＡに打ち込む）と、少年—・・・留依は少し悲しげな表情を浮かべた。


「セっちゃん、この街は今のままじゃ狂ってしまう……だから、」


「この世界を終わらせようと思うんだ……」
留依はセルティにそう言うと、自分の家へ戻って行った
〈ま、待て！留依!!〉
セルティの叫びは留依には届かず、消えていった———・・・


家に入り、扉を閉め寄りかかる留依の耳に、確かにセルティの叫びが聴こえていた。
「ごめんね、セっちゃん……こうするしか、無いんだよ…………」


そして、彼の嘆きもセルティには届かず消える———