二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【DRRR!!】—歪んだ物語— ( No.9 )
日時: 2011/03/31 18:43
名前: 白狐 ◆3t05sh..yw (ID: /UPoVEcS)
参照: drrr!!面白いよね?ね!←

第一章

チャットルーム(休日・夕刻)

—戒呪さんが入室されました—
『ばんわー、』
【こんばんわー】
[ばんわー]
《こんばんわー!》
《だからね、今池袋では「ダラーズ」ってチームが凄いんだって!》
[私は見た事ないんですよね、「ダラーズ」って、噂は凄い聞くんだけど]
『ダラーズって地下に潜ってるっぽいですねー。ネットとかでは凄い噂になってるけど』
《あ、じゃあじゃあじゃあ、黒バイクの話って知ってます?》
【黒バイク?】
[あー]
《最近新宿とか池袋で話題の奴。昨日ニュースにも出てたよー》
『あぁ、黒バイク。知り合いですねー』
【えぇ!?】
《ホントですかぁー?!》
内緒モード『ねー、セっちゃん』
内緒モード[お前っ!もしかして留依なのかっ]
『ホントですよー。黒バイクの正体は、』
—戒呪さんの接続が切れました—
《あ、切れちゃいましたね》
【是非とも聞きたかったんですけどねー】
[あ、用事出来たので落ちますー]
《ありゃーおやすー》
[おやすー]
—セットンさんが退室しました—






プルルルルル...
少年の家の固定電話が鳴った
「もしもし?」

トントンッ

相手が通話口を二回叩いた。
「あ、セっちゃん?今、下行くから」

トントントンッ

相手が通話口を3回叩いた、これは了承の合図だった。
相手—……それは今チャットで話していた黒バイクの正体、セルティ。

プツッ ツーツーツー...


電話の切れた音が響く少年の部屋にはもう、誰も居なかった——

少年が外に行くと待ち人はもう来ていた。

「セっちゃん! 早かったねー」
〈ふざけるなっ!チャットの事全て隠さず話せっ!〉
「ふざけてなんか、いないよ……?」
その時、月明かりに照らされて、少年の表情が見えた
その顔は、まるで……獲物を狩る獣の表情だった——