二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 —孤独ノ音— オリキャラ募集開始!! ( No.15 )
日時: 2011/01/19 20:37
名前: 花桜 (ID: kk/uEs2u)

りー

セルリア可愛い?
セルリア「……//////」
イレス人というのはね…そのおt((((
あ、実はそれh(((


おぅ!!フルボッコにしてやっか!!
わかった☆ひどいめにあわせr((嘘ウソ!!
ありがとう^^
今から頑張りますbb


黄泉 楔さん

おぉ!!
わざわざありがとうございます♪




sound.4 イレス人or現れた『化け物』



 「イレス人」と言ったセルリア。
 エドは首をかしげる。


「『イレス人』?何だそれ、食えるのか?」
「「……もうちょっと考えてから聞いてみて」」


 アルとセルリアはどうじに呟いた。エドは苦笑して、頭を軽くかく。だがしかし、イレス人がわからない。エドは顎に手を当てて、頭をフル回転し始めた。セルリアとアルはそれをじっと見つめている。
 数分後、エドが思考の世界から戻ってきた。

「んだーーーーっっ!!わっかんねぇ!!」
「私も、よくわからないの。お母さんがそう言ってたのを覚えてるだけで……」


 セルリアは俯いて言う。その時、外から「ドビシャーーッッ!!」という凄い音が聞こえてきた。
 セルリア・エド・アルは俯いて沈黙する。一瞬豪雨がきたのかとアルは外を見るが、特に変わった物はない。首を傾げ、3人は外に出てみる。その瞬間、目を丸くした。
 セルリアが疑問を言葉にする。


「アレ……?嫌がらせの落書きが消えてる……?」
「た、確かにな……」


 そうだ。セルリアの家に描かれていたあれほどの嫌がらせの落書き。それが今や綺麗さっぱり消えているのだ。影も形もなく、まるで新築の家かのようにピカピカと家が輝いている。
 エドは少し考え、不思議そうに、また訝しげにしているセルリアを見て微笑んだ。

「たぶん、あの落書きを見て嫌に感じたやつがいたんだろ…?オレ達と同じようにな。こうやってお前を思ってくれる奴もいるんだよ」
「う、うん……」


 セルリアは俯いた。エドとアルは顔を見合わせて笑いあった。


  *



 ——夜。
 この町に出現する化け物の話を聞いているエドとアルだ。

「その化け物は背中に6枚の半透明な翼が生えてて、体は緑。まるで人の様な形をしているの。だけど顔は全く人間じゃない……」
「なるほどな……」


 エドはすらすらと化け物に関しての報告書を書きあげて行く。セルリアはよく化け物と遭遇しているのだろう。よく化け物の事を知っている。
 かなり化け物についての情報が引き出せ、エドとセルリアはどっと疲れた。


「フゥ……結構疲れるね……。私、ちょっと外に出てくるね」
「あぁ」


 セルリアはハープを持って外に出た。エドはソファに寝転ぶ。
 アルは疲れた様子のエドを見ると、「ハハッ」と言って笑った。突然笑ったアルに、エドは眉をピクリと動かす。

「何だよー?」
「いや、だってね。兄さんってばなんでそんなに疲れてるのかと思ってさ」
「はぁ?お前アル……」


 その時、外からハープの音色が聞こえてきた。それと同時に優しい優しい歌声も。
 エドとアルは窓から外を見る。月光がセルリアの金の髪を輝かせ、風はその髪をなびかせる。優しい優しい子守唄を奏でる聖母の様だった。

「……羽をーもぎとられたこーとーり……
 金の小鳥は閉じ込められて
 小鳥の羽を奪った“ソレは”
 おかしくなったペテン師のように笑ーいーだすー……」


 優しい子守唄。だけど、それはどこか——……


「感情がない物のようにそれは笑いー……
 生命ある小鳥の自由を奪いー……
 ペテン師は小鳥を堕ちさせた——……」


 今ニモ、孤独ニ溺レソウナ程ノ、小サナ歌——……


「小鳥はいつまでも泣き叫び……
 その悲鳴を聞いたペテン師の子は奏ではじめる
 ……ねーむーれ優しき小鳥よー……みーずからの闇をうちけーせ
 とーきーにさからうもーのよ……そーの罪ーをつぐーなえ……」

 ポロン、ポロロンと優しく小さな音色のハープ。
 セルリアは優しく、優しく歌い続ける。だがその時、エドとアルはセルリアの数m先に、何か異様な物体が浮かんでいるのに気がついた。先程セルリアが言ってくれた——羽が6枚あり、体は緑……。
 とたん、エドとアルは立ちあがり、扉を蹴破っていた。同時に、化け物も動きだす。




「——え……?」
「「セルリア!!!」」

 次の瞬間、セルリアの体は宙に浮いていた。化け物がセルリアの体をわしづかみにしていたのだ。
 エドとアルは同時に手を合わせ、地面に手をつける。錬成物が化け物を襲うが、それを化け物は回避して行く。


「っあぁぁぁあ!!くるっ……くるし……!!」
「セルリアッ!!!」
「何だこいつ!!!」



 エドは手を合わせると、右手を錬成する。その右手は—鋼。オートメイルの、右手。
 錬成された右手の先が刃になり、エドは地面を蹴って化け物に飛びかかる。アルは地面からの攻撃だ。手を合わせると、地面に素早く手をつけた。長い針が化け物へ向かっていく。


「……『アノヒトニ、ショウジョ、コロセト……イワレタ』」
「!!?」

 エドはいきなり喋った化け物に目を丸くする。セルリアも目を丸くしている。
 次の瞬間、エドは思いっきりふっ飛ばされていた。化け物に殴られたのだ。アルはそれに気づくと、エドを抱えに走り出す。ぎりぎりでエドをキャッチすると、アルは胃液を吐き散らすエドの腰をさすった。


「大丈夫?」
「……あぁ。でも……鳩尾付近に入って……ゲホッ…意識が……」

 エドは頭を抱える。その間にも、セルリアは痛めつけられている。
 次の瞬間、エドに大量の水がかかった。エドとアルは同時にびっくりする。


「おいこらそこのチビ!あの子苦しそうにしてんのに何やってんの!」
「!!?」

 一時微妙な男口調。そしてその次女口調。
 エドとアルはかなりビックリした。セルリアの家の上に立っている少女がいたからだ。



「……助けなきゃダメじゃん?」

 パンッ、と少女は手を合わせた。



☆……☆……☆……☆……☆
次回予告


  「……一丁上がり♪」


 突如現れた少女に、エド・アル・セルリアは動揺するばかり。
   ……んがしかし!!!


    「アレ?……水道代が半端なく……?」
   「ほえ?アチャー……やっちゃった!」
       「やっちゃった!じゃねぇぇぇっ!!!」

  化け物が言っていた言葉。


     「あいつら……セルリアを殺そうとしてる……?」

  
sound.5 嵐がさったあとにor“湖”を操る少女

☆……☆……☆……☆……☆