二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 —孤独ノ音— オリキャラ募集開始!! ( No.17 )
日時: 2011/01/21 21:09
名前: 花桜 (ID: e6h1dNNB)

 
りー


お、化け物にりーが挑むぞぉぉぉぉぉ!!!
皆の者、ついて行くぞーーー!!!((黙れ


一応出してみました^^;
キャラ崩壊すごいよね。ホントスイマセン。
ッてエド!!!りーを蹴るとは!!


おもしろい?そう言ってもらえると嬉しいなっ^^*
ありがとうbbうぬ。お互い頑張ろう!!!





sound.5 嵐がさったあとにor“湖”を操る少女



「……助けなきゃダメじゃん?」

パンッと少女は手を合わせ、地面に手をつく。
エドとアルは驚愕した。


「陣なし錬成……だと!?」
「まさか……あの子も……!?」


2人の呟きは、少女が発した水によってかき消された。
今にも握りつぶされそうなセルリア。そんなセルリアを、水が勢いよく包んだ。
そして凄い力で、セルリアがエドとアルの元へと運ばれてきた。


「セルリア!!」
「セルリア、大丈夫か!?」
「アル、フォ、ン……さ……エ、ド、ワ……ドさ……」

エドは慌ててセルリアの口元に手を当てた。


「喋るなセルリア。アル、セルリアをたの……」

瞬間、ザバーーッッとエドに水がかかった。
そして、エドとアルの目の前に化け物が落ちてくる。ゆっくりと化け物は灰になって行った。


「……一丁上がり♪」
「冷てっ……。……お前……何もんだ……?」

少女はニッコリと微笑んだ。


「私、キルっていうの!さっきのは錬金術。わかるでしょ??」
「……あぁ。セルリアを助けてくれて、ありがとな」
「いえいえ〜♪湖がある所なら、私は無敵状態だからね!!!」

「「……え?」」

……見渡す限り、特に湖はない。このあたりにはあまり川は流れていない。
なら、どこから湖を取り入れているんだ?と、エドとアルは同時に思った。


そんな時、セルリアがメーターを確かめていた。そして首をかしげる。


「アレ?……水道代が半端なく……?」
「え?」

確かに、物凄い量になっている。エド・アル・セルリアは同時にキルを見た。


「ほえ?アチャー……やっちゃった!」
「やっちゃった!じゃねぇぇぇっ!!!」

エドがズバンと突っ込む。キルは苦笑した。
その時。ずっと体を締め付けられていたので、意識が途切れたのだろう。
セルリアがドサリと地面に倒れ込んだ。



「セルリア!?大丈夫か!?」
「とにかく兄さん。セルリアを家の中に入れようよ!!」
「あぁ。おいキル!お前も手伝え!!」
「え?うん。わかった」


  *


額にいくつもの汗を結び始めたセルリアの看病を別室でキルに任せ、エドとアルは報告書を書きあげていた。

「化け物はしゃべる……っと……」


エドは報告書を書きあげると、うーんと伸びた。
そして、ふと我に返る。


「……アル。あの化け物、なんて言ってたっけ?」
「え?えーっと確か……『アノヒトニ、ショウジョ、コロセト……イワレタ』だったよね?」
「あの人に少女殺せと言われた……か。あの人ってのが気になるな……」


アルもコクリと頷いた。



「それよりもさ……少女殺せって言われたんだよね、あの化け物たち。殺せって言われてるのは……ずっと化け物に掴まれてた……」


エドはふと、顔を上げる。驚愕に目を丸くした。



「あいつら……セルリアを殺そうとしている……?」

シーンという沈黙が落ちた。その雰囲気を破ったのは、部屋に入ってきたキルだった。


「あの子、だいぶ落ち着いてきたよ?それと……コレ。あの子のだよね」

キルが持っていたのはハープだった。エドはそれを受け取り、じっと見つめる。



「……なぁ、キル。イレス人って、知ってるか?」
「イレス人?何それ、食べ物?おいしいの?」

((天然だ……))

エドとアルの思う事は同じだった。


  *

「……邪魔者が入っている……な」


暗闇の中、その人物は呟いた。
閉じていた目をゆっくりと開ける。そして、蒼に輝く物を見つめた。


「綺麗……本当に」

だが、突然その光が失せた。かと思えば、また輝きだす。
その繰り返しだ。


「……とっとと邪魔者を消さないとね……。アイリス、いる?」
「いますよ……。何か御用ですか?」


跪いたのはまだ若い少女。暗闇の中に輝く緑の瞳。




「あの少女のそばにいると思われる人間。そうね……予想は2,3人くらいかな。……消してきて」
「……我が君の仰せのままに」


次の瞬間、その場から1つの気配が消え失せた。


☆……☆……☆……☆……☆
次回予告



    ———来ないで


 『何を浮かれているの?……お前は誰にも愛されてなんかいない』
    「オートメイル……それに陣なし錬成……。キル、お前——……」


     ——それ以上、近づかないで



   「すいませーん。少しお話があるんですがー?」
      「いやあぁぁああぁぁぁああああっ!!!!」


  ——コレ以上ハ、ヤメテ



        『嫌いなんでしょう、人間なんて。だったら消しちゃいなよ……。また……騙されるよ??』



sound.6 本当の思いorオートメイル




     ——彼女の叫びは届かなかった。

☆……☆……☆……☆……☆