もうすぐこの国は終わるだろう。怒れる国民達の手で……。これが報いだというのならば、僕はあえてそれに逆らおう。「王女、ほら僕の服を貸してあげる、これを来て早く遠くへお逃げなさい。大丈夫僕らは双子だよ?……きっと誰にもわからないさ———」僕は王女。君は逃亡者。 運命を分けられた、悲しき双子…。 誰かが、君を「悪だ」というのならば 僕にだって同じ血が流れてる。