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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラララ!!—二人の転入生— ( No.13 )
- 日時: 2011/01/30 09:14
- 名前: ダレン ◆DFe5UsycxQ (ID: yL5wamFf)
しばらくしていい争いが終わったのか、二人が柚烏と柚兎汰の元へとやってきた。
「ごめんね、待たせちゃって。こいつ、俺の知り合いだから怖がらなくてもいいよ」
「・・・誰も怖がってないぞ」
「あっ、そう。じゃ、さっさと自己紹介して」
「言われなくても」
そう言って、青年は双子の前へと進み出た。
「初めまして。俺は壬堂 翔。翔って呼んでかまわないから。それで君たちは・・・?」
「私は葉月 柚烏です。」
「僕は葉月 柚兎汰です。よろしくお願いします。」
「柚烏と柚兎汰・・・ね。覚えとく」
それから留依と翔と軽く談笑していると「オイッ!」と後ろから声をかけられた。
振り返るとそこにはついさっき撒いたはずの不良たちがいた。
しかも数を3人から10人ほどに増やして。
「なぁ、留依。あれ知り合い?」
「残念ながら俺の知り合いにあんなヤツラはいない」
「うるせぇ!てめぇらに用はねぇんだ!俺らが用があんのは、そこのガキ共だ!!」
「・・・」
双子は静かに思考した。
—————こんなところまで追ってくるんだ。ホントのことを言っただけなのに・・・。しつこいなぁ、これだから・・・——
—————人間は・・・嫌いなんだ・・・っ!!—————
「・・・いいよ」
「あぁっ?」
「僕らが目当てというのなら」
「相手してあげてもいいよって言ってるの」
「君たちみたいな人間、僕らには簡単だから」
「あなたたちがどんな手段を使ってこようと」
「僕らは死なない」
「だって人間なんて—————」
「どんな動物よりも弱い存在だから」
「だから僕らに勝つなんて・・・少なくとも君たちにはムリだ」
「それでも・・・向かってくるの?」
そこで双子は言葉を切り、不良たちを見据えて叫んだ。
「お前たちなんかもう見たくも無い!即刻この場から立ち去るかこの世から消え去れっ!!!!」
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