二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!!—二人の転入生— ( No.65 )
日時: 2011/02/19 15:57
名前: ダレン ◆DFe5UsycxQ (ID: yL5wamFf)

オマケ————


「ねぇ〜波江さぁ〜ん、チョコ頂戴よぉ〜」
とある部屋に置かれているソファに寝そべりながら、同居人である女性に不満をもらす男。
「嫌よ、誠二にしかあげるつもりは無いわ」
そしてその男を冷たく突き放す女。
今日はバレンタインデー。
一つくらいは貰えるだろうと意気揚々と出掛けたのはいいが・・・。
「一つも貰えなかったんだよぉ〜。しかも静ちゃんに会っちゃうしさ〜。てか、あのあと静ちゃんチョコ貰ってたんだよ!?あり得なくない!?も〜、リア充死ねっ!!」
「全国のリア充の人々に土下座しなさい」
まるで駄々っ子のように足をジタバタさせる男—折原臨也—と、冷たいツッコミを返す女—矢霧波江—。
そんな彼らのもとに来客が—————。



ピーンポーン♪



「誰か来たわよ。もしかしたらあなた目当てかもしれないから、さっさと出なさい」
もはやバカにしたような様子で波江は臨也に言った。
「マジでっ!?はいはーい、今行っきまーす!!」
ウキウキした気分で玄関のドアを開けると2人の女性。
「やあ、白里ちゃんに類ちゃん♪どうしたの?」
玄関先に立っていたのは、杉倉白里と霧崎類だった。
「癪だけど、折原君にもあげたほうがいいかなーって思って」
「まぁ、義理・・・ですけどね☆」
「うわ、なんかグサッて来たよ。今の言葉」
そんな臨也のことなど露知らず、二人はそれぞれチョコを取り出した。
2人とも立派な1ホールのチョコケーキ。しかし—————




なぜか包装もされず、そのままのカタチで持ってきていた。




「・・・ナニソレ?」
「何って・・・そのままよ?」
「手作りのチョコケーキです☆」
「「てなワケで・・・」」
そのまま2人は、唖然として動けない臨也の顔に—————




「「ハッピーバレンタイン☆」」









勢いをつけてそのチョコケーキを思い切り押し付けた。





「グフォァッ!?」
驚いた臨也は、そのまま玄関に倒れこんだ。
「今までの恨みの十分の一は晴らしたよ」
「ざまぁみろwwwwwwww」
2人はそんな臨也の姿を見て、ケラケラ笑っていた。






臨也は知らない—————
これは波江、白里、類が計画して起こした出来事であり—————





全て仕組まれたことであったことを—————






終了