二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!!—二人の転入生— ( No.7 )
日時: 2011/01/23 15:43
名前: ダレン ◆DFe5UsycxQ (ID: yL5wamFf)

「ごっめーん!待った〜?」
そんな緊張感のかけらも無い声が聞こえた。

———・・・誰?———

声の持ち主は金髪で星型のピアスをしている青年だった。
「いや〜、人ごみがすごくてさ〜。ごめんね、さ、行こう!」
そう言って双子の手を引っ張っていく。
あっけにとられていた不良×3は我に返り、
「おい!お前だれだ!?そいつらのツレかっ!?」と、青年に問いかけた。
問いかけられた青年は、「ん〜、まあ、そんなとこかな?」と
曖昧な答えを返した。
「なんだ、その答えっ!?なめてんのか!?」
「うん、そうだよ?」
「てめぇぇー!」
「そんなことよりさぁ、逃げなくて大丈夫?」

「もうすぐ・・・バーテンさんが来るよ?」

「・・・はっ?」
次の瞬間、双子と青年の後ろから、ものすごい轟音が聞こえた。

「ちょっとシーズちゃーん。やりすぎだよー?少し自重しようよー」
「うるせぇ!!殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
「・・・めんどくさ」

黒髪の青年と金髪の青年が追いかけっこしている。
よく見ると金髪の青年の方は標識を振り回している。

—————ひっ、非常識だっ!—————

柚兎汰は、そんなことを考えていた。

「さ、巻き込まれないように逃げよう!!」
「はいぃぃぃぃぃ!?」
青年に手を引かれ、仕方なく走り出す。

———!そうだ、姉さんは・・・!!———

走りながら姉のほうを見ると、柚兎汰と同じく青年に手を引かれながら走っている。
それを見て柚兎汰は安堵したが、すぐに違和感に気づいた。

———あれ、姉さん・・・?


   目、ハートになってない??


   ・・・気のせい・・・だよね?———