二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!!—二人の転入生— ( No.80 )
日時: 2011/03/18 16:01
名前: ダレン ◆DFe5UsycxQ (ID: yL5wamFf)

「ああぁぁぁあーーーーーーーー!!!!」

とあるマンションに悲鳴が響いた。
しかし、その悲鳴は豪雨によって掻き消された。

『どっ・・・どうしたんだ、新羅!?』
同居人が慌てて駆けつける。
そこには白衣を身につけ、パソコンの前でうなだれる青年の姿があった。
「・・・きいてよセルティ・・・。僕のパソコンに強力なウィルスが入ったぽいんだ・・・」
『それがどうしたんだ?いつもみたく、退治すればいいだろう?』
同居人が言った言葉を否定するかのように、青年—岸谷新羅—は首を振った。
「いや・・・それがね、コレ見てよ」
そう言って、同居人に画面を向ける。そこには—————






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l   ☆このウィルスを受け取った方へお知らせ☆ l
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  l  このウィルスはダラーズが作ったものです l
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  l  24時間かけて全データを消滅させます l
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  l  データが多ければ多いほど消えるペースが速いです l
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  l  ウィルスを消そうとすればデータが消える仕組みに l
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  l  なっていますので、ご注意を l
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  l  私を恨まないでくださいね お門違いですから l
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  l  恨むのなら神とか自分の運を恨んでください l
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  l  それでは・・・ l
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l P.S. Fack You!!(`Д´) l
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  l        name:JACK l
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『なんだコレは・・・』
「ひどくない!?消そうと思ったっけ写真のデータ消えかかってるし!しかもご丁寧にアニメーションになってるし!!」
データフォルダを見てみると確かにウィルスの絵がファイルを食い散らしている。
『それであの悲鳴か・・・。大事なデータでも入ってたのか?』
そんな同居人の言葉はきいていないのか、新羅はいじけていた。
「あ〜も〜どうしてくれるのさぁ〜・・・セルティの写真〜・・・」

こいつ・・・私の写真を保存してたのか!?

「ねぇ、セルティ!このこと、臨也に聞いてきてよ!!」
『はぁ?』
「臨也詳しそうじゃん、こういうの。この・・・『JACK』っていうのが誰なのか・・・あいつなら分かるんじゃない?」
『それは・・・確かにそうだが・・・』


情報屋のあいつは、どこにいるのか。
とりあえず、池袋から新宿まで探してみることにした。

「じゃあセルティ、頼んだよ!気をつけてね!!」
新羅は同居人に声をかける。この街では有名な都市伝説に———





首の無い——————妖精に