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８話「ドッジの後に。」

「羅雨、おっはよー♪」
「…おはようっ、早子。」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊休み時間　教室にて＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「羅雨、あんた雷門にサッカーで勝ったんだってね！それに一回でキャプテン！凄いなぁ…」
はぁ…噂ってこんなに遅いっけ…いつの話やら……。
「まぁ…ね。弱かったよ、あいつらは。それと、キャプテンがGKなんて、変わってる。」
「へぇ…よく分かんないけど、真珠イレブンは強い、って事だね！」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊３校時　体育＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「よーし、今日はドッジボールをやるからね！」
皆「おーよっしゃー！／えーつまんないのぉ〜」
「ドッジ、ボール……？」
「えー羅雨知らないの？ドッジボールっていうのは、２チームに分かれて、内野と外野を決めて………ボールを、当てて………。」
早子が地面に図を描き、説明してくれる。少し有り難い。……要するに、相手のボールに当たらずに、相手にボールを当てればいい、という事だな。
「有難う、結構ルールが分かったよ。」
「そう？なら良かった。」

「…赤チーム、………羅雨、……早子…」
「あ、同じチームだって！頑張ろうね！」
「うん、白なんかに、負けないから！」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ってことでドッジをしたんだけど…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「あーっはっはっ!!見てなさいっ、男子共!!」
バシバシバシ…。
羅雨が壊れてます。まぁ、これが将来のモナカさんになるということは置いといて…。

「ふぅ…男子共は皆ボロボロ…（くすっ）次は女子共!おーっほっほっほっほ……」
バシバシバシ…。
「おーい羅雨〜あっちの世界行くな〜」
早子が止めるが…。
バシン!
相手が投げたボールが早子に直撃…。
これで羅雨を止める奴はもう居ない。やっちゃえ主人公!!

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ドッジボールが終わり下駄箱の所…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「ふぅ…楽しかった…。」
「でも羅雨のせいで皆大変なことに…」
「ごめん…。」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊下校中＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「おーい羅雨ー!!」
「お前は、円堂…守……。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—続く—