二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ダイヤモンドの剣士とサッカー【イナズマイレブンとちょいカビ】 ( No.7 )
日時: 2011/01/18 16:53
名前: ★アディア☆ ◆C/wEErKi9w (ID: u6knrXHP)

2話 「キャプテンは私?」

「練習したんだから!必ず…認めさせる!!!」
「ほぉ〜その意気だよ!まずはFWから。GK!!」
「おう!俺が相手してやる!宜しくな、羅雨!」
「ああ…。宜しくね。」
「2人とも準備OKだね。どうぞ、好きなときに始めて。」
「ええ。そうするわ、有難う。」
よく分からないけど、ドリブルでシュート…すればいいのよね。

「ふん、いくよっ!!はぁ…っ!!」
「へぇ〜結構早いのな。こいつ。」
「絶対に止める!!」
「…絶対に決める!!!いっけぇーっ!!!!!」
バシューン!!! キーパーは全く動けず、普通にゴールした。
「な…っ、なんていうスピード…。練習でなるものじゃない…。」
「それに、破壊力も…半端無い。お前…他のポジションはどうなんだ??」
「ん?どう言う事?教えてくれ。」
「は?お前サッカーやった事有るんだろ?」
「無い。」
部員皆「ええええぇぇぇ!!!」
「んじゃ何故入ったんだ?」
「強くなりたいから。それだけ。悪い?初心者じゃ。」
「いや…。お前初心者って…これで初心者な訳無いだろ!それ所か俺達より強いじゃないか……!何かやってたのか?運動神経が普通じゃない程ある。」
……私は単なる剣士なのに。何を言っているのか、さっぱり…。自分が剣士だという事を言えばいいの?でもそれじゃ怪しまれる…。どうすれば……。
「ま…ぁね。で…でもサッカーは初心者よ。そんなに強くない。で、結果は?」
「…ん?あ、あのだな…他に三つ、テスト課題がまだあるんだ。」
…はぁ、面倒だ。

***************テスト後***************

「結果は?」
「えとだな…お前、ドリブルとシュート以外何も分かってない…な。」
「……?」
全く理解できない。サッカーってシュートを打つスポーツじゃないの??
「えっと…サッカーは、ドリブルとシュート以外にもまだまだ色々有るって事…だな。」
へぇ…あまり分からないけど、走って蹴るだけじゃ駄目なようね。教えてもらって練習しなきゃ。
「だから、羅雨は、FWな。」
FW?本当にさっぱり分からない。でもそれって…走って蹴ればいいん…でしょ…?

「よし…。羅雨、君にはキャプテンになってもらう。」
「え…キャプテン?」
キャプテンって…リーダー格の事よね。私は初心者なのに…何故……。
「戸惑ってるようだね。あのな、羅雨は、まだちゃんとルールは分かってないっぽいけれど、とにかくスピードと破壊力が凄い。プロみたいにね。だから僕の代わりにキャプテンになってもらいたい。分かったかな??」
「ほう…。まあいい。なってやろう。これで…強くなれたんだよね?」
「まぁな。でも、まだまだ、ルールをよく知って、『サッカー』というものが、出来る様に…ならなくちゃね。宜しく、新キャプテン。」
「…有難う、頑張ってみるね。皆の為に……。」


_そして…自分自身の為に……、ダイヤモンドを取り戻すために!!!

                                —続く—