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番外編Ⅱ

コルー×ロリ　■コルーの身長日記ラスト■
(誠に勝手ながら全3話の話にさせていただきます(´`*)ノ)


「何か今日も調べてはしゃいでたけど、伸びたのかしら……」

ロリが盗み読みしていることを知らないコルーは、今日も無防備に同じ場所へ隠していた。
測量室の電気をつけてベンチに座りこみ、ロリはページをめくった。


3月27日……162,3センチ

縮んだ理由が考えられる。
1、牛乳飲むのサボった。
2、飲みたい日に限ってブルックが飲み干してた。
特に2のときなんか、あの骨が「ヨホホホ、遅かったですねー!」なんて言ってた。
腹が立ったけどおれは大人だからな、我慢した!

3月28日……163センチ

今日はブルックと取り合いになった……。
骨のくせに力強くて、耳元で大音量のバイオリン聞かされて左耳がダウン。ついでに右耳もキンキンする。
結局負けて、小樽半杯分しか飲めなかった。
仕方ないから、寝る!
明日は耳栓用意しないとなー。ウソップかフランキーに頼んでくる。

3月29日……162,8センチ

今日は耳栓常備!　予備で4つ作ってもらった。
ブルックが来て案の定喧嘩になったけど、ルフィがやってきて笑いながら、
「おぅブルック、コルー!　お前らいつも喧嘩してんなー。牛乳くらい譲り合えよ!!」
と大人の発言をした。
そこで今度は譲り合い合戦になって、「どうぞ」「どうぞ!」が延々続いた。
あんな面倒くさいことは、もう一生したくねぇ。


そこまで読んだ時、ばたんと扉が開いた。
閉じる間もなくコルーが入ってきて、叫び声をあげた。

「ロリ!　何で読んでんだよ、勝手に!!」
「あー……ご免ね。面白かったから、全部読んじゃった!」

この部分は母譲りの"面倒事は笑って誤魔化す"が感染している。
コルーは顔を真っ赤にしながらもう一度叫んだ。

「ぜってぇ、レインに言うんじゃねぇぞ!!」

言うだけ言うとノートをむしりとって赤い顔を隠すように退散していくコルー。
そのノートの隠し場所は誰も知らない。

今日もコルーは背筋を伸ばして身長を伸ばす努力をしている。