二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 卍ONE PIECE 空翔ける海賊. ⇔コメ300達成! ( No.315 )
- 日時: 2011/06/05 10:58
- 名前: 柚麻 ◆RZptUkM3IA (ID: a5oq/OYB)
- 参照: ONE PIECE激ラヴ(∵*`) しらほし万歳!←
久しぶりの更新(^p^;)
第59話〆 リュバ島の財宝伝説
「ほんっと勝手なんだから! ロリも言ってやってよ」
ナミの呆れた声でロリは我に返った。
リュバ島は大自然に囲まれ、時折獣の咆哮も聞こえる。
「良いじゃない。……楽しそうよ」
「全く……ロリまで何言ってるのよ! あのねぇ、ログが書き換えられたらどうなるか分かってるの?」
ロリは耳を塞いで肩をすくめた。
そこにルフィが笑いながら首を突っ込んできた。
「肉、あるよな!」
「知らないっ! もう、あたしは絶対下りないからね」
怒りが頂点に達したナミは足音を鳴らしながら船室に入っていく。
扉が閉まる瞬間、ロビンが傍らで呟いた。
「リュバ島には財宝伝説というのが残ってるわね」
「え、お宝があるの!?」
怒りはどこへやら、手を組んでロビンの目の前に迫るナミ。
その目はしっかりとベリー型に変わっている。
「ええ、昔海賊が落としていったそうよ」
「ヨホホホ、間抜けな海賊ですねー!!」
そこにコルーが来て「お前も充分、間抜けだよっ!!」とウソップ並みのツッコミを入れた。
「でもよぉ、ロビン。それいつの情報だ?」
ウソップが大砲を磨きながら尋ねると、ロビンは資料の隅を見せた。
「——1年前ね。少なくとも、財宝がある確立はあるわ」
「何でだ? もうなくなってるんじゃないか?」
足音をぺとぺと言わせながらチョッパーが歩み寄ってきた。
ロビンはハナハナの実の能力で手を咲かせると、チョッパーに資料を渡した。
「財宝は無尽蔵ともいえるほど落とされた? 本当か!」
高い声で言うチョッパー。
そこにサンジがお決まりの表情で「そんなことまで知ってるロビンちゃんも素敵だー!!」と叫んだ。
勿論、ゾロが「アホか」と呟いたのも、いつものこと。
「ルフィ、リュバ島に全速前進!!」
最初の不満はどこへやら、ナミが透き通るような声で叫んだ。