二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 卍ONE PIECE 空を翔ける海賊. オリキャラ募集! ( No.47 )
- 日時: 2011/01/25 17:11
- 名前: 柚麻. ◆hLMPZ4CBa. (ID: aU3st90g)
- 参照: 元/(梓!*、 です(*´ω`*)今後ともよろしくお願いします、
第10話〆 ルフィvsミイラ
「おっ、ちょっ!!」
ルフィが言葉にならない言葉をあげた。
「何だありゃ!? ミイラがいるぞ!」
「はぁ? ブルックみたいなのが種類がいるの?……そういえば最近見て無いけど」
ナミが途中で首をかしげた。
「あぁ、ブルックなら骨が折れたからミルクが欲しいんだけど、何でだかコルーが飲み始めて足りねぇらしい!」
ルフィがししし、と笑って言う。
「そうなんだよ、ナミさぁん……」
「鍵付き冷蔵庫に入れればいいのに」
サンジの悲しい声に冷たく返すナミ。
「……それが、クソゴムとマリモ剣士から肉と酒を奪われないようにしてたらいっぱいなんだ」
「ふぅん。じゃあ諦めて」
すぱっと言い放つナミの横で、コルーが小さくなって座っている。
「兎に角、麦わら。あいつ誰?」
レインの冷静な声に助けられつつ、ナミがまた聞いた。
「そうよ、あんたが話しを逸らすから……で、誰な——」
言いかけたナミの前に、包帯の塊のようなものが落ちてきた。
唖然とするウソップやチョッパーに比べて、戦闘態勢に入るゾロとサンジの方がよっぽど海賊に見える。
「驚かなくていいじゃねぇか、取って食うわけじゃ無いんだしよ」
「いや、お前なら食べそうな気がする……」
ウソップの弱弱しい声が聞こえたが、包帯人間は無視をする。
「……麦わらのルフィ」
蹴りを繰り出す包帯人間は、髪色しか分からない。
綺麗な栗茶色の髪を揺らしながらルフィに飛び掛る。
「何だぁ、こいつ!」
「……破!」
突きを出す包帯人間の口元がニヤリと笑う。
ルフィは構えることもなく自然体で立っている。
「……おれよぉ、ゴムゴムの実を食ったんだ。」
「——参ったな、ゴムなら打撃は通じねぇ……」
お前誰だ、と聞くルフィに包帯人間は笑って答えた。
「ルドルフ・マクドネル! 通称ミイラのルドルフだ。懸賞金は——」
「7700万ベリー! ルフィさん、気をつけてね」
ロリがぴっ、と懸賞金リストを投げる。
目の前にいるルドルフに、しっかりと7700万の文字が刻まれていた。
「ルドとでも呼んでおくれ、麦わらのルフィ。——さぁて、ショーの始まりだ。」
ルフィにつかつかと歩み寄る。
「麦わらぁ、俺の包帯を叩くとアラ不思議、だぜ?」
「おー、何か面白そうだな!! ここか?」
ナミの悲鳴に似た「ルフィ、罠よ!!」という声が聞こえたが、そのときにはもう包帯に手が当たっていた。
「——うわ、何だ、これ……」
欠伸まじりに言うルフィは、こくっと首を倒すと寝息をたてはじめた。
「お前……!」
低い声でゾロが刀に手をかける。
「ちょっと待った! 寝てるだけだって」
「船長!! そろそろ行きましょうよー!」
後ろから船が近づいてきた。
包帯の巻かれた海賊旗を見ると、どうやらルドの船らしい。
「——じゃあな! 麦わらは2時間程で起きるから!!」
言うだけいって、ルドルフは船へ飛び乗り、あっという間に消えていった。