二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 卍ONE PIECE 空を翔ける海賊. オリキャラ募集! ( No.48 )
- 日時: 2011/01/26 16:57
- 名前: 柚麻. ◆hLMPZ4CBa. (ID: aU3st90g)
- 参照: 元/(梓!*、 です(*´ω`*)今後ともよろしくお願いします、
第11話〆 ブルックの復活
「飯ーっ!!」
ミイラのルドルフ——ルドに睡眠薬をかけられたルフィは、自分の大声で目を覚ました。
まず最初に麦わら帽子が取れてないか確認をしてから、きょろきょろと辺りを見回した。
「ルフィさん……あの、大丈夫、なんですか?」
ロリが遠慮がちに言うと、ルフィは何の事だ?というように首をかしげた。
「何でだ? 何か、鼻がむずむずするけどよぉ……」
言い終わらないうちに、大きなクシャミをするルフィ。
ロビンが能力でベットから手を出すと、その手にのっていた粉を見せた。
「船長さん、これ胡椒よ」
苦笑まじりに言うロビンは、そのまま海にぱらぱらと捨てた。
「あいつ変なやつだったなー! 7700万ベリーってほんとかよ?」
「さぁな。ところでよ、ルフィ。ブルックは何で骨折れたんだ?」
ゾロがトレーニング用のダンベルを振りながら聞いた。
「それがよ、ゾロ! ラブーンの夢を見て走り出したと思ったらベットから落ちたんだってよ。間抜だな!」
「お前だって罠に易々とはまるんだから、人……じゃねぇな、骸骨のことだって笑えねぇだろ」
ウソップがツッこむと、いつもチョッパーの返しも来るのだが、チョッパーもあの包帯を叩きたくてうずうずしていたので黙っていた。
「んで、ブルックは?」
「あぁ、鍵閉めて寝たから開けられねぇって」
壊すか?とルフィが輝いた目で言う。
ナミはため息をつくとコルーの方を向いた。
「その前に——……コルー!!」
「はいぃっ!」
直立不動の態勢で敬礼をとるコルーの口の横にミルクがついている。
「あんた飲みすぎよ! 只でさえこの船のクルーは大食いに大酒飲みがいて困ってるんだから、あんたまで大牛乳飲みにならないで! 良いわね!!」
見下してそういうと、コルーはガクガクと首を振る。
「じゃあルフィ、壊して! フランキー、後は宜しくね」
「必要最低限で抑えろよ、麦わら!」
ルフィはどちらにも頷くと、振りかぶった腕を扉に叩き込んだ。
「おーい、まだ会った事もねぇ骨人間!…あ、人間じゃねぇか。 生きてるか?」
レインがおおざっぱな挨拶をすると、入っていく。
「ヨホホホ、皆さん助けに来てくれましたかー! 牛乳ください!!」
杖をブンブン振り回して、椅子に座っているブルック。
「はい、これしかあげれないけれど、どうぞ」
ロビンが瓶を手渡すと、ブルックはごくごくごくと無い喉を言わせて飲んだ。
「——おや、そちらの可愛いお嬢さんと子供らしいお2人は誰ですか?」
「ロリ=エーテリオンです。ヨミヨミの実のブルックさんですね」
手配書をぺら、と見せて言うロリ。
それに比べて、男組は顔を真っ赤にさせて怒っている。
「子供っぽいって何だー!! 俺はレイン=シルヴィール、懸賞金1億2千万ベリーの大物だぜ!?」
「確かに背は低いけど、親父の意思を受け継いだトゥルー・ウィン・コルーだ!!」
それでもしっかり自己紹介を忘れない2人。
「ロリさんですか! 因みに今日は」
「あー!! ブルック、良いから早く治してね。はい退散!」
ナミがブルックのいつもの台詞を言わないうちにロリを外へ押しやった。
ロリの不思議そうな顔に、ナミは困ったようにふふ、と笑った。