二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 卍ONE PIECE 空を翔ける海賊. オリキャラ募集!   ( No.74 )
日時: 2011/02/03 20:32
名前: 柚麻. ◆hLMPZ4CBa. (ID: aU3st90g)
参照: 元/(梓!*、 です(*´ω`*)今後ともよろしくお願いします、

第17話〆 捜査=奴隷、

[>海軍<]


「まだかな……」

望遠鏡片手に船を捜すコビー。

「ガープさん、自分の孫なんだから自分で行けばいいのに——……」
「五月蝿ぇな! こっちは寝てんだ!」

眼鏡をずり上げて、ハンモックで揺られているヘルメッポが言った。

「……あぁ、ご免」

ため息をついて、また望遠鏡に目を戻す。
この時点で、彼は3,78秒無駄にしたことを知った。

「あっ……いた!! ちょっとどいて!」

言うなり舵をきると、その船から「逃げろーっ」と声がしているのが分かった。
コビーは隣にあったメガホンを掴むと、大声で言った。

「ルフィさーん!! 僕ですよ、コビー!!」

その途端、声はぴたりとやんだ。
急いで外輪[パドル]で船を進ませると、横にくっつける。

「久しぶりだな、どうしたんだー?」

ぺらりとロリの手配書を差し出すと、ロリが戦闘態勢になった。
いつでも空銃を撃てるように構え、手配書をピッと受け取る。

「変わったのね——金額はそのままだけど。」
「はい、少し質問しても良いですか?」

海軍のくせに、とロリが皮肉そうに言うと、ルフィが頼んだ。

「おいロリ、頼むよ。こいつはおれの知り合いだからさ」
「知ってるわよ、ガープさんの弟子でしょ! だから嫌なのっ!」

軽く睨んで言うと、ルフィが「あぁ」と言った。

「そっか、お前の母ちゃん、じいちゃんに捕まったのかー!」

デリカシーのなさに呆れつつ、コビーは言った。

「……そのことですよ。逃げたんです、デリさんが」
「えっ……と、冗談よね? あのインペルダウンから?」

コビーは資料を取り出して読んだ。

「——足枷が外れて、ついでに武器である銃も消えていました。何者かが外したとしか思えません」
「……今、どこ?」
「だから追っているんです!」

ため息とともに、コビーが言葉を吐き出す。
只一人、緊張感の足りないルフィはずっと首をかしげている。




[>!中断! 明日続き書きます*/