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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 絶対可憐チルドレン ( No.23 )
- 日時: 2011/01/15 13:12
- 名前: 玖織 ◆Kqe55SnH8A (ID: 7aD9kMEJ)
*
「ッ!!」
工場内で薫達が目にしたものは,
「やぁ,女王…いや,薫」
「きょ,う…すけ?」
にこやかに薫に話し掛け,それから隣で構えを取っている飛鳥を見て,怪訝そうな顔をした。
「…君は…飛鳥だね———…」
「!? なんで,私の名を…!!」
飛鳥の問いに,さあね,と手をヒラヒラと振って答えた。
「ところで提案なんだが…もしも君たちに火炎の中で泳ぐ趣味が無ければ…そろそろ逃げないかい? …僕の念力も,限界だね。出来れば手伝って欲しいんだけど…」
少しだけ苦しそうに言った兵部に薫は慌てて手を貸した。
「おい!! お前も手伝え…って,どっかで言った事あるなァ…あ! それより,飛鳥!! お前も…手伝わないだろうな,やっぱり」
「正解」
「あぁもう! なんで!? どんな理由!? …ああーやっぱ言うなッ!!」
悶絶。
「ところで薫。水を差すようで悪いんだけど女神は?」
「ああぁ……へ? 上だよ??」
脱出できないじゃないか———と口では言わず,顔で完璧に表した。
「少佐!! …って熱ぃぃ!!」
テレポートで薫達の前に現れた少女。
「出たな,バカ澪!!」
「バカってなによ!!! …じゃなくて,行くわよ皆!」
「助かった」
兵部と澪に助けられ,薫達(飛鳥強制)は無事に工場を脱出した。
…ことを皆本達は知らない。
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