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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 絶対可憐チルドレン ( No.25 )
- 日時: 2011/01/15 13:15
- 名前: 玖織 ◆Kqe55SnH8A (ID: 7aD9kMEJ)
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「——…えーっと…皆本さん?」
「なんだ? 何か発見できたのか?」
薫達が兵部と消えてから30分後、紫穂たちは、跡形もなくなった工場にいた。指輪の形をしたリミッターをはずし、紫穂はそこら中に散らばった何かの破片を透視(み)た。イメージが頭に流れ込む。彼女が透視たものはその場にいた3人をかなり驚かせた。
「実は———…」
真相を話す、紫穂。皆本はそれを静かに聞いていた。
「…状況はわかった。とにかく、薫と飛鳥は兵部の所にいるんだな。…紫穂、なんでもいい。何か読めないか?」
「まかせて」
コク、と一度だけ頷き、神経を研ぎ澄まして地に手を付いた。瞬間、うっすらと読み取れる何か。
…ここは…ど、こ?
ぼんやりと浮かび上がる、パンドラのアジト。微かな手がかりと、エスパーの勘。そして、薫との絆を頼りに紫穂は葵にテレポートの指示を出した。
「はっきりとは言えないけど…ここ、って自信はある。葵ちゃん、よろしく!」
能力を使い、紫穂自信が感じる薫の居所を教える。
「…なんとなく、なんとなくやけど、分かる!いくで!!」
音速の速さで、空を飛ぶ—————……
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