二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: え?トリップ!?    オリキャラ募集中!【銀魂】 ( No.14 )
日時: 2011/07/27 16:24
名前: 甘夏 (ID: 6nKCk8pi)

『世間話。』(見なくても別に良いかも。)




「…お、何コレ土方さんじゃん!かっこいい〜!」


理帆の家に到着し、優子&美紀がジュースを飲んでいる間、理帆は二人のバックを漁っていた。
今漁っているのは美紀のバック。その中の財布に入っていたカードを眺めていた。


「はい、そこ黙れー。土方如きに興奮してんじゃねえや。」
「はい、先生の意見に賛成です。わたしは神威が最強だと思います!」


先生と生徒のような優子&美紀。悪ノリしている。


「何だとー?土方さんかっこいいじゃん!正義じゃん、それと変わって神威とか何?ただの海賊やん。」
「そうだそうだー!高杉の方が断然かっこいいじゃないか!」


「え、ちょ、何で美紀ちゃんまでそっち側着く?つか二人とも言ってるキャラ違うし、高杉も悪役だし!」

「あんだと?確かにそうだが、かっこいいのは確かだろ!それに何か優しそうだし!妹とか居たら絶対に可愛がりそうだし。
それなのに神威は何?妹の神楽殺そうとしてんじゃん!神楽と病気の母親放っておいて自分は宇宙海賊だぞ?
ニッコリ笑って殺しちゃうぞ?こんなん悪党の中の悪党だろ」


高杉Loveな美紀は、もう周りの事なんか見ていない。


「そ、それはそうだけど、かっこいいじゃん?もしかしたら母親放っておいて出てったのにも何かちゃんとした理由があって…」


美紀に押されぎみの優子、弱弱しく反論。


「ちゃんとした理由だァ?んなもんただ〝強い奴と戦いたいから〟とかだろうが。」

「……負けました。」


…勝ち負けの基準は一体何だ?勝った(?)美紀は少し考える。
というか、これって戦いだったのか?


「…二人ともさ、熱くなりすぎなんだよ。もうちょっと静かに冷たく行こう?」


二人の勝負(…なのか?)に口が挟めずおろおろしていた理帆。疎外感の所為か、少し冷たい。


「あー、そうだな…もう一杯ジュース。」
「あ、わたしも。…とにかくさ、美紀ちゃん本当に熱くなりすぎだよ、何であんなに長い台詞噛まずに言える?」

「あー、論点そこ?…つーか、やろうと思えば出来んじゃね?これ位。」








少女達は、この平凡な人生がもうすぐ終わる事を知らなかった。
 叶うはずのない願いが叶ってしまって、非日常がやってくる。
  そんなこと、知らなかったから。

人生最後になるかもしれない平凡な日を、特に何の感慨もなく、過ごしてしまった___。