二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: え?トリップ!? オリキャラ募集中!【銀魂】 ( No.21 )
- 日時: 2011/07/28 09:40
- 名前: 甘夏 (ID: 6nKCk8pi)
『混乱してるときに冷静な人が居ると助かるわ、本当。』
「あっと、美紀ちゃん?どうしてそんな事言えんの…?」
優子が、恐る恐るって感じで美紀に聞く。
「あー?んなもんただの勘。もしかしたら違うかもしれねーけどよ、それは街に出ればすぐ分からァ。
だって皆が皆、着物着てんだもんな。そこら辺に見回り中の真選組の隊士も居るかも知んないし。」
あっさりと答える美紀。優子はあっ、そうか!と納得しているが、理帆は府に落ちないようで、下を向いている。
「…美紀ちゃん、これって本当?現実?夢じゃない?」
理帆は下を向いたまま聞いた。
「本当、現実、夢じゃない。何だったら軽く殴って差し上げますが?どういたしますかァ?」
「え、遠慮しますッ!!(絶対本気で殴られる…)」
美紀も、理帆の考えも、両方間違ってはいなかった。
「ねー美紀ちゃん。街に出ると言ってもこの恰好じゃ目立つんでない?」
「お、確かに。よく自分で気づいたじゃん、偉い偉い。」
「うん、これ喜んで良いか分かんない!…で?どうすんの。」
「…さぁ?今からみんなで考えよう。それしかねーし。」
「と、いうかさァ、何で美紀ちゃんはそんなに冷静な訳?
うちは何でここに居るのかよりもそっちが気になる。」
「…さぁ?なんでだろーな。」
トリップ物の夢小説読みまくってるからとか…言えねェよな…。
トリップ?夢小説?何それ美味しいの?な状態になるだろうし。
美紀は色々考えたがとりあえず適当に答えておいた。
「ね、二人とも考えてる?」
さっきまで黙っていた優子が唐突に言う。
「え、何の話?」
「右に同じ。」
「ふ、二人ともねェ…!とにかく街に出ていくためにはどうしたらいいか皆で考えようって言ったのは、美紀ちゃんでしょ。」
「おーおー、そうだったそうだった。でもさ、思い浮かばないし。」
俺が読んだ中で、ゴミ捨て場に落ちた複数ヒロインなんてない。どうしたものか。