二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 心霊探偵 八雲 〜つながる絆 ☆参照500突破!!  ( No.147 )
日時: 2011/05/03 09:40
名前: 凪 (ID: M8vlMd6.)


第一章 悲劇

  (4)

林田は、八雲にすべてその時に起こった出来事を話した。一方、八雲は

眠たそうに頬杖をついている。おまけに、あくびまでする始末。

晴香は、そんな八雲を横目でチラチラと見ていた。早くその癖を直して

くれないだろうか。ほら、林田さんと女将さんが疑いの目で見てるっ

て!晴香は八雲に腹が立ってしょうがなかった。

「八雲君っ———」

「もちろん、それだけでは——ないですよね」

八雲は不敵な笑みを浮かばせながら言い放った。

「えっ!?」

晴香が驚きを口から漏らす。すかさず、八雲の鋭い視線が飛んできた。

黙ってろ、と言いたげな様子。

——へいへい、分かりました。

「話して頂けませんか?」

「は、はい…」

八雲の鋭い視線にびびったのか、林田は肩をすぼめてしまう。

「私に話させていただけますか?」

林田の様子を見た中崎はため息をつくと八雲に申し出た。

「ええ…どうぞ」

八雲は、そんなことはどうでもよさそうに言った。




一旦切ります