二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 心霊探偵 八雲 ( No.6 )
- 日時: 2011/01/24 19:43
- 名前: 凪 (ID: ObYAgmLo)
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<あ、ちょっと待て。その情報、どこから得ている?>
後藤さん、やっと気がつきましたか。晴香は心の底で思っていた。
「2か月前の新聞ですけど」
八雲は、スラッと答えているが、これは普通じゃない。
しかも—
<2か月前?…そうか。分かった。それなら、ちょうどいい。俺も新聞だ>
さぞかし、これには後藤も驚くだろう。晴香も驚いているのだから。
だが、後藤は“八雲が2か月前の新聞を持っていること”については、あえて触れなかった。どうせくだらない理由が帰って来る、とでも思ったのだろう。
<話を続ける。見出しの下を見てみろ。“死者、けが人なし”と書いてあるだろう>
八雲は後藤に言われた通り、見出しの下に目を移す。
「ええ。マンションが燃えただけですんだようですね」
見出しの下には、いろいろと書いてあった。
『放火は真夜中に行われたらしく、火は二階まで達していた。一階から三階まで部屋は空室であり住人はおらず四階に住んでいた人は階段、エレべ—タ—を使って屋上に脱出しようと思ったら階段が、“まだ工事中”と記されており使えず、エレべ—タ—を使用。住人はエレべ—タ—を使って屋上に脱出。そのあと、住人が消防署に連絡して助かった』
八雲は一部の記事を読み終えると口を開いた。
「不審な点なんて、どこにもありませんが」
<この時点では、な。あの後、新たな証言が得られたんだ。真夜中、まだ放火されていない頃、マンションに誰かが入っていったと…>
「そこの住民では?」
<いいや。俺もそう思ってマンションの住民だった人に聞いてみてんだが…>
「まったく知らないとでも?」
<そのとおりだ。住民表をみて調べたんだが、脱出した人の顔と住民表の顔がビンゴ、ということだ>
後藤の話を聞いたとたん、八雲の目が厳しくなった。
▼あとがき
おもしろくなってきました♪
この続きを書くのが楽しみッ!!
けど、今日はここまで。
疲れたのかな