二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONE PIECE—裏切りの白魔導士—スリラーバーク編突入! ( No.47 )
- 日時: 2011/02/11 13:15
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
——第一章 スリラーバーク編 始動——
第十四話 魔の海の冒険
「「「最初はグー!!ジャンケンポイっ!!」」」
「・・・っ!?」
「おっしゃあぁあ!!待ってろガイコツ!!」
「・・・」
今のじゃんけんが理解できない読者の方々、当然ですね。
只今決まりました、『幽霊船に乗り込んでガイコツを探そう!大作戦』のメンツはこのようになっています。
・この世の終わりだという顔をしたサンジ
・唯一顔を輝かせているルフィ
・表情の読めない顔で自分の開いた手をみつめたリィフ
失神寸前の前者1名は黙々と縄梯子を掛けるフランキーを悪魔の形相でにらみつけている。
ルフィはうずうずとそれを見つめ、一番乗りするつもりらしく縄梯子の前に突っ立っている。
一方のリィフはというと・・・。
「ガイコツって、捕まえてきたらよろしいんですの?」
「「やめてくれェそれだけはァ・・・」」
「見たくもないわよぉ捕まえてどうすんの・・・っ!」
最も幽霊系の苦手な3人に事情聴取していた・・・。
当然今のように返されるのは目に見えていたのだがリィフは変に天然な所があるため、これはあきらめるしかなさそうだ。ルフィは縄梯子に手をかけ、ガッツポーズをした。
「おいおめーら行くぞ!」
「はいはい」
「・・・行くしかないのかよ・・・」
「あ、サンジさんは先に上ってくださいね?」
「なぜです?」
「・・・ふざけないでください」
何しろワンピースといえどリィフはスカートだ。承知済みのはずのサンジに睨みを効かせる。
冗談ですよというサンジは顔が真っ青のままおずおずと縄梯子に手をかけた。
恐らく下心(本気30%冗談2%)恐怖心(68%)という割合で、めったにないことだが恐怖が邪心を凌駕していたのだろう。それを微妙に悟ったリィフは若干彼が可哀想になった。
・・・しかし、だからと言ってスカートの下に男性という配置が許されるわけではない。
「ガッイコツ♪ガ〜イコツぅう〜〜♪」
「はぁ・・・|||」
「がんばってください、サンジさん」
「あ〜〜いvv頑張りますvいや!リィフちゅわんはおれが守るぜ〜〜vv」
試しに凹み気味のサンジへ慰めの言葉をかけてやると、そんな返事が返ってくる。
さっきのパーセンテージは間違いだったのだと今更ながらリィフは気づく。本日2回目の〝してやられたり〟。
先頭のルフィは素早く縄梯子をすいすいとまるで猿のごとく登ってゆく。彼の苗字はぴったりだと思う。
しかし彼が早く距離があるのか、霧が濃いのか姿を確認することはできない。
ふと気配を感じてリィフは上を向く。つられて全員上を向く。
「「「!!!!」」」
「「ギャアアアアアアアアアアアアア・・・」」
その頃、サニー号———
「「ギャアアアアアアアアアアアアア・・・」」
複数名の叫び声に、ウソップはビクリとし、十字架を取り出して「悪霊退散、悪霊退散」と取り憑かれたように唱えた。
ナミとチョッパーも隣で祈るようなポーズをすると胸の前で十字を切り、「ああ神よ」と呟いた。
「ルフィ、リィフ、サンジ・・・安らかに眠れ〜安らかに眠れ〜」
当然それを見ていたゾロは何を馬鹿やっているんだとあきれた。
加えて仲間がそう簡単に死ぬか、と突っ込んだ。
ゴーストシップ
その頃、再び幽霊船———
「ヨホホホ!!!先程はどうも失礼!!目が合ったのに挨拶もできなくて!!!ビックリしました!!何十年振りでしょうか人とまともにお会いするのは!!ここらじゃ合う船合う船ゴースト船でもう恐くて!!さァさァどうぞ中へ!!」
「行くかァ!!」
「元気なガイコツさんですわね」
「見ろ喋ってる!!ガイコツがアフロで喋ってる!!」
確かにガイコツがアフロで喋っている。
自分で言ってルフィは爆笑し、リィフは呑気にも、世界にはまだまだ不思議がいっぱいあるのね〜と感心していた。
黙りこくっているリィフは怯えているのだと勘違いでもしたのか、サンジは彼女を守るように前に立った。
「オヤオヤ!!そちら実に麗しきお嬢さん!!んビューーティフォー!!!」
「わたくし?」
「私美人に目がないんです!!ガ「あなたガイコツだから目はないんですのにね」」
動くガイコツは、自分で言おうとしていたことをリィフに言われて「!!?」と言葉を失った。
サンジは普通に会話をするリィフを見、狐に摘ままれたような顔で呆気にとられた顔のまま突っ立っていた。
紅茶をずず、と吸ったガイコツは再び口を開いた。
「パンツ、見せてもらってもよろしΣ「見せるか!!」」
「うははははは!!!」
言葉と回し蹴りの2コンボを頭に食らったガイコツは勢いで甲板に叩きつけられた。
ガイコツ=骨だけなはずが、不思議と彼の側頭部にはタンコブができていた。
「ヨホホホオヤオヤ手厳シィーー!!骨身にしみました!!ガイコツなだけに!!!」
Σ「うるっさいですわ!!わたくしのを見ようなど100億年早いのですわ!!」
「あっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」
ルフィが2人(?)の会話に爆笑する。
「お前う○こ出んのか?」
Σ「それ以上の疑問が山ほどあるだろうがよ!!」
「あ、うん○は出ますよ」
Σ「答えなくっていいですから!!」
処理上の関係で、下ネタには一応モザイクをかけておこう(総合すると意味無いけど)。
サンジはまともな質問をガイコツに浴びせるが、それを制してルフィが爆弾発言を発した。
「そんなことよりお前、おれの仲間になれ!」
「あ、いいですよ」
「「ええええええええええええ!!?」」