ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

筆魔法使い物語

第１４話　「姫の護衛」

話は終わった。
ジュリアちゃんたちはそのまま【白鳥座】に残った。
自分たちの本部だから当たり前だけど。
私と円堂君たちは城に戻った。
城の者に
「【筆栄国】に行く。」
と言ったら皆は反対した。
でも
「もう決めたから。」
そう言って反対を押し切った。
決めたら行く。それだけだから。
そして無理やり準備を始めた。
すぐに行くって言うわけじゃないけれど早めに行きたいから。
それより、何よりの問題は……
護衛。
【筆栄国】へは遠いし、しかも【筆栄国】はいくつもの城によっておさめられている。
いくつもの城があれば、そのたび大変なことになるでしょう。
護衛は多い方がいいかもしれない。戦うということになればもっと。
「……いるとしたら……」
怪我の治療ができるような人、強くて頼りになる人、あと誰だろう……
「考えておかないとね。」
こういうのは有人とか風丸君とかジュリアちゃんたちに聞いた方がよさそうね。