二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 魔法使い物語【筆&オリキャラ募集中!】 ( No.35 )
日時: 2011/01/20 13:35
名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: J1W6A8bP)

筆魔法使い物語
氷歌視点です!

第4話 「【蟹座】の騒ぎ」

【蟹座】についた。
が、中にはそう簡単に入れそうにない。
入り口がやじ馬でいっぱいになってしまっているから。
まあ、やじ馬もできて当然でしょうね。
「ごめん通して。」
そう言うと一番外の方にいた者が
「姫様!」
と言ってそこを開けてくれた。
それを聞いた他の者も場所を開ける。
おかげで中に入ることができた。
店の中にいたのは5人の男。
しかし、皆の注目を浴びていたのはカウンターに座って黙々と食事をしているオレンジのバンダナの奴でしょう。
その者の周りには食べ終わった料理が乗っていたであろう皿が塔のように積まれている。
「おかわり!!」
威勢のいい大声。
店の主人は目を丸くしている。
まだ食べるのか?というような顔。
そんな顔になって当然な皿の量。そして今その塔がまた高くなろうとしている。そいつがまた皿を積んでいるから。
そんな大食いにまだ食べるのか?
というあきれた目を向けている4人の男。
その一人が私に気づいた。
「姫様!?」
そう言ったのは水色の髪の少年。
「久しぶり!風丸君。」
そう言ってニコッと笑う。
すると他の者も気づいたらしく、私の方を見る。
「姫様!どうしてここに……」
そう言ったのは豪炎寺君。
「別に。暇だったから来たの。最近会ってなかったし久しぶりに会いたいなって。」
「会いたいなって……もしかして城を抜け出して……」
「そうだけど?」
びっくりした顔。
ちょっとおもしろい。
「それにしても誰に聞いてここに?」
風丸君が聞く。
「街の者に。すぐに教えてくれたよ。」
「……街の者とそんなに仲がいい姫は珍しいですよ……」
豪炎寺君がそう言う。
確かにそうかもね。
こんなに城下に行きたがる姫はいないでしょう。
「姫様らしいですがね。」
そう言ったのは有人。
「そう?」
なんだか久しぶりに話すと楽しいものね。
「ふえ?ひへはは?」
そう言ったのは注目を浴びている少年。
円堂君。
「隊長。食べてから言ってください。」
「へ?あ、あぁ。」
そう言って円堂君は口に詰めていた料理を飲み込んだ。
「姫様!久しぶり!!」
「久しぶり。円堂君。」
そう言うと円堂君はニコッと笑った。