二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 魔法使い物語【オリキャラ&武器&技募集中!】 ( No.578 )
- 日時: 2011/02/11 21:04
- 名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: 5VHpYoUr)
ようこそ。魔法の店【フォース】に
第1話 「魔法の店」
「暇ねぇ……」
「「暇!暇!」」
ルイとカルアが大きな声を出した。
まあ本当に暇だから仕方ないけれど。
でも……
「もうすぐ誰か来るわ。」
間違いなくね。
ここに来ることが必然の子がね。
「学校終わりました。」
そう淡々と言って店に少年が入ってきた。
鬼道有人。ここのバイト。
「お帰りきどー!」
カルアが笑いながら言う。
「暇だった!早く料理!」
「分かっている。」
有人はそう言ってキッチンに行った。
「今日はどうだった?部活。」
「いつも通りです。」
全く簡潔に答えるものねぇ。
そう言いながら有人が作った料理を食べる。
料理と言ってもお菓子。スコーン。
「有人は料理うまいわねぇ。」
「氷歌さんもうまいでしょう。やる気が無いだけで。」
その通り。
そう思っているとフッと何かを感じた。
来たわね……
「お客よ。」
私はそう言って立ち上がった。
「「お客様お客様!」」
ルイとカルアが玄関に走り出す。
「誰ですか?」
「知らないわ。行ってみないと……ね。」
私も玄関に歩き出す。
有人は私の後ろを歩く。
玄関に行くと一人の女性がたっていた。
何か悩みがあるのね。
「はじめまして。【フォース】にようこそ。」
私はそう言って靴を履いて女性の近くに行った。
「あ、あの……ここって……」
女性は言いにくそうに、少し驚きながら聞いた。
「ここは願いを叶える店。あなたがここに来たのは悩みや願いがあるから。」
私は淡々と女性に説明した。
それを聞いた女性は何を言っているんだという顔をしている。
当たり前かもね。
「貴女……名前は?」
「相素鈴です……」
「そう、じゃあ相素さんね。相素さん、あなたには悩みがある。そうでしょう?」
私は聞いた。
しかし、彼女は答えようとしない。
言っていいのか迷っているように見える。
「何も迷うことはないわ。あなたには悩みがある。そうじゃないとこの店は見えないから。」
彼女は私の言葉を聞いて驚いた顔をした。
そしてまた少し迷うような顔をしてからはぁと溜息をついてから少し言いにくそうに
「はい……あります。」
と言った。
「どんな悩み?」
「……なにもうまくいかないんです。仕事も……何もかも。ほんの少し前まではうまくいっていたのに……」
悲しそうな顔。
よろしくない顔ね。
そう思っていると有人が私に耳打ちをした。
「氷歌さん……あの人の後ろ……」
見えてるみたいね。
そう。彼女の後ろには……
黒い雲のようなものがある。
あれが何もかもうまくいかない原因。あれが彼女を不幸にしているの。
「あれを消せば彼女は元に戻れる。」
私は有人に耳打ちをした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味不。
すみません!