二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ 魔法使い物語【オリキャラ&武器&技募集中!】 ( No.757 )
日時: 2011/02/28 20:27
名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: .niDELNN)

ようこそ。魔法の店【フォース】に

第5話

「あの……氷歌さん。」
俺は空唄さんが帰ったのを見て聞いた。
「何?」
「空唄さん、何かあるんですか?それにあの鈴……」
「あの子はこのままじゃ一生声を出せなくなる。だからそれを止めるためにあの鈴を渡したの。」
?声を一生出せなくなる?
そんな少し声を出せなくなっただけで……
「あの子の声はね、【声とり】に気に入られたのよ。」
??
【声とり】?
「なんですか、【声とり】って。」
「【声とり】は人の声を奪って、それを売るのことを仕事としている妖よ。その声は他の妖に買われたりするの。」
……声を売り買いするってことか?
「一度奪われた声は買わないと戻らないわ。でもあの子に力はないから買いにいけない。だから一度奪われたら終わりなの。」
!そんな……!
「どうしたらいいんですか!?」
「慌てないで。それを食い止めるためにあの鈴を渡したんだから。」
食い止める?
「【声とり】は一度に声をすべて奪ってはいかないわ。何度かに分けて奪いに来る。あの鈴は【声とり】やあまり良くない妖が近づいたらなるのよ。そして、これが空唄さんの鈴とペアの鈴。あの鈴が鳴ったらこの鈴もなるわ。」
氷歌さんはそう言って鈴を俺に見せた。
「そうですか……」
「ついでに場所まで案内してくれるし、その周りに弱いけど結界をはってくれるからね。」
なんて便利な鈴だ。
そんなのがあれば大丈夫だろう。



俺はその鈴を氷歌さんから受け取った。
なったらすぐに向かえと俺に言ってきのだ。
これもバイトの仕事か?
そう思いながら料理を作っていると
リリリンッリリリンッ
と高い音をたてて鈴が鳴った。