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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 魔法使い物語【オリキャラ&武器&技募集中!】 ( No.885 )
- 日時: 2011/04/19 00:06
- 名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)
〜イナズマイレブン世界編〜
氷歌はまたパチンと指を鳴らした。今度は何処に行くつもりだ。そう聞く気力は俺にはなかった。
次の瞬間、俺と氷歌は見覚えのない海辺にいた。イナズマジャパンの宿舎のは海の近くにあるからよく海を見に行くがその近くの海とは違うようだ。
「行こう。」
氷歌はそう言って俺に手を差し伸べた。その手を握り、俺は立ち上がった。蒼いはずの海は雨のせいか少し暗く、藍色に見える。
何も言わず、氷歌は進んでいく。
氷歌が立ち止まった。その先に会ったのはいろいろな花が集まってできた自然のトンネルだった。短いトンネルだがその先は見えない。
ハイビスカスを主として花々が綺麗に咲いているトンネル。南国の島だからこそ見れる景色。
本当に綺麗だ。声が出ない。
氷歌はそのトンネルに入っていった。俺も氷歌についていく。
その先にあったのは
蒼い海と花畑だった。多分公園なんだろう花畑の中にベンチが1つおいてある。
花畑と言うにふさわしいほどのたくさんの花が一面に咲いていて本当に綺麗だ。花は雨でぬれている。
「氷歌……ここは……」
俺がそう聞くと氷歌はベンチに向かって歩き出しながら答えた。
「私しか知らないところ。昔公園だったみたい。ベンチは前から置いてあったからね。花は花壇から溢れて花畑になったの。」
じゃあこの花畑は自然にできたのか……?
「自然の力だよね。」
氷歌はフッと笑った。
「ちょっと話あるから座ろう。」
ニコッと笑う氷歌。その笑顔は本当の、心からの笑顔だった。
話ってなんだ。励ますつもりか?
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