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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ 魔法使い物語【お知らせ!】 ( No.942 )
- 日時: 2011/04/18 14:54
- 名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)
- 参照: パソ禁だったwwwwwwwww
伝説の妖たち
第3話 「失」
『地族』が妖に手を出すなんてことありえるのかしら。
もしそうだとしたらかなりの大事になる。『地族』は私たち『天族』と昔から仲が悪い。その族本来の理想というか、心構えが違うから。でも妖は違う。確かに『地族』と『妖族』は仲がいいわけじゃないけど手を出すことはない程度の関係のはず。それなのに『地族』が妖を襲っているとなると私たち『天族』も手を出さないわけにはいかない。
「氷歌様?気になるのですか?」
秋ちゃんが私の顔を覗き込む。その秋ちゃんの顔は心配している妖な感じがするものだった。
「少しね。」
私がそう言ったその時。
「氷歌様!!!」
大きな声が聞こえた。聞き覚えのある声。そう思ってその声がした方をいてみると、そこには風神の風丸君がいた。
「風丸君……どうしたの?そんな大きな声を出して……」
はあはあと息を切らしながら私の方を見る風丸君。何が起こったのか分からないけれど凄くまずいことだと言うのがその顔から分かる。
風丸君の顔は驚きと恐怖、焦りが合わさった、見たことのない顔だった。
風丸君は少し息を整えると少し途切れ途切れに
「大通りで……妖が失踪しました……!!」
と言った。
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