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〜一日目-二〜




「何か、あったの？」

「へへっ♪わかる？」


そういい、私は昼食のご飯をはしでつまみ、口へと運ぶ。


「実はねっ、都会の友達ができたんだよっ」

少女は、弾んだ声で言う。

「名前がね、『風丸　一郎太』君って言うんだ〜」

すごくうれしそうに話す少女。

「・・そう。それはよかったわね」

女性は、笑い返した。

「？」

でもどこか、その笑顔が悲しそうに見えたんだ。









































ミーンミーン・・・・


　　　　ミーンミーン・・・・











真昼の太陽が、ギラギラと光っていた。







ミーンミーン・・・・








少女は、スイカをかじりながら、庭の木にとまる蝉を見ていた。















その姿を陰で見つめている女性。

すごく悲しそうな表情をしていた。


「会って・・・、しまったのね・・・・。今日は・・・・・一日目」